のろのろ弾(夢の話)

ぽふ、

第1話

動きを封じられる、のろのろ弾が発射された。

この星の液体で、鉛のようなものが川を流れている。

それを汲み上げて、水鉄砲のようなものでこちらへ向かって発射してきた。

浴びた私は、走っているのに足取りが重くなり、全身びしょ濡れになってしまった。

それでもなお足を動かし続ける。

「それで私はどうすればいい?」

町角にいた知り合いに聞いてみた。

「びょういんへ」

「びょういんへ? それでびょういんはどこにあるの? どんなところ?」

「この先の真新しい建物よ」

「分かった」

走り続けると、人が攻防戦をしていた。

白衣を着た人が長い棒を振り回し、応戦している。

「ここが病院ね。そしてどこへ行けばいい?」

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