第10話 絶対音楽の事

 絶対音楽について

 いままで非和声の音楽を絶対音楽と呼んでいるようですが 絶対音楽とゆう言葉の意味に一般的な定義が与えられてはいないようですね

 そこでわたしなりに定義してみようと思います

 絶対音楽は非和声であるないに関わらず調性に縛られる音楽ではないでしょう

 そこで絶対音楽は無調性であるとします

 ここでまず先に無調性の音楽とは何かの理論づけをしておきましょう

 無調性音楽とは半音音階 クロマチックスケールに基づいた音楽であるとします

 調性とは結局のところ短2度の現れる位置のパターンですから

 例えば ハ長調ならミ ファ とシ ドの位置のことです

 半音音階は全て短2度ですから調性のパターンは消えてしまいます

 したがって無調性音楽は半音音階に基づいた音楽といえるでしょう

 さらに 調性音楽の旋律はその調性のⅠⅣ Ⅴ 度のコードの構成音を拾って作る コードにしばられる旋律ですが 無調性音楽ではⅠⅣ Ⅴ 度のコードを持たないので短2度は規則的なパターンでなく任意にとる自由な旋律と言えます

 このことから絶対音楽とは半音音階に基づいた自由旋律の音楽と定義できると思います

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