どうせなら
僕らに安全地帯はない
死と隣り合わせの日々
僕らはぬるま湯に浸かりたい
水風呂じゃもう死にそう
くわばらくわばらと唱えても
ひっきりなしの落雷だ
日陰者には 太陽は眩しすぎるから
心の闇まで飲み込んで 境目をなくしてくれる
夜がお似合いだ
そのまま闇に溶けてしまいたい
壁のネズミがうるさいが
僕も似たようなものだと思い出す
寂しさの白濁液がゴミ箱から匂って
顔をしかめた
子宮の味を知らぬまま死ぬか
死にてぇと呟く誕生日 いや毎日か
誰だ梯子を外したのは
もうここから飛び降りるしかないじゃないか
救済なんてないくせに
それでも救われたいと手を伸ばす
だったらその手で掴まなきゃ
自分で道を選ばなきゃ
どうせ神様だって傍観者
どうせAIには勝てない僕たち
自分らしく生きていこうぜ
どうせいつか土に還る僕たち
泥臭くても前に進もうぜ
どうせいつか滅びる
生きた証なんていらないぜ
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