第4話
こんばんは。
今日の私はとてつもなく暗いです。
さっきとんでもない事実に気がつきました。
もう、お盆が終わりました…っ
どうしようなんにも終わってない!!
読書感想文なんてほぼほぼ手をつけれてないし、自分で立てた学習目標は未達成にも程があるってレベルで達成できてないし!
やりたいことだって、できなかった!!
つまり、5日間、無駄にした…!
いや、それどころじゃない。
私、夏休みの3分の2以上を、無駄にした。
逃げて、逃げて、手に入れたものは、ゲームの中だけの装飾品、なんの役にも立たない、薄っぺらい、私には必要なかったものだけ。
本当に必要だったもの、なんにも、手に入れてないの。
なんて感傷に浸る暇があるなら今からでもがむしゃらにやるべきってのは分かってるの、頭では。理性では、しっかり理解してる。
けど、私の悪い癖、極限まで逃げようとする。
私は今まで、あまり挫折したことなかった。
失敗も、あとから思えば笑えるような、小さいものばっかりだった。
本気で受けた英検や漢検は全部受かってた。
本気でやった高校受験は成功してた。
本気でやらなかったものは落ちてたけど、本気でやったものは全部、成功してた。
私は、挫折を知らない。
だから、頑張らないことの危険を感じたことがない。知りもしない。
このままでは、私のこれから行くであろう様々な地点で、本当に、拒絶される。
そんなわかりきったことすら、想像外の出来事。
結局私は拒絶が怖いだけ、なのかもしれない。
それだけの薄っぺらな人間だったのかもしれない。
嘘を嘘で上塗りして、ごまかすしかなくなって、純真だった私は今、嘘に溺れていく。
人に嫌われたくないと言って、最も人に嫌われる行動をとっていく。自分を追い詰め、袋の鼠。
嘘で塗り固められた私は、身動きが取れない。
いずれこうなることはなんとなく分かっていた。
嘘とはいつか暴かれるものだから。
事実はいつでも手がかりをばらまく。どこからでも、こちらを探し出す。いくら必死に隠しても、ものともせずに流れ出る。
無機質で残酷で、それなのにどこまでも透明な、そんな「事実」。
…まるで澄んだ冷水のようだと思わない?
私みたいな汚ったない心の人は、事実の中だけじゃ生きられなくて、嘘をつくことで自分から澄んだ水を汚くしていく。なんかもうね、バカみたい。
もうね、色々と絶望的でね、精神的に死にそう。こんなこと書けてるうちは、そう簡単には死にやしないんだろうけど。
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