　はい皆さん、こんにちは！

　え？　原稿はいいのかって？　あーあれね……（チラッ）ちょっとこの裏のウィンドウを見ましたが、まー白い白い！　あと数話で完結なんですけどね。

　因みにネットで公募に出す作品で、明日が締切です。

　明日が締切です。

　大事なことなので、二度自分に言い聞かせました。

　そんな訳で、今日は『人権鯖（じんけんさば）』についてお話したいと思います。要するに『人権の如（ごと）く、持っていて当然で当たり前なサーヴァント』という意味です。ネット上ではサーヴァントのことは『鯖』と略されることが多いですね。

　しかし、この人権鯖なるもの……ほぼ全てが☆5の期間限定サーヴァントです。

　簡単に言うと、超レアなサーヴァントですね。

　何故（なぜ）、こんな入手困難なサーヴァントを、あたかも当然のように言うのでしょうか？　それには、ちょっとしたカラクリというか、半分ジョークみたいなものが存在します。

　人権鯖と呼ばれるサーヴァントは、強いです。持っているだけで、ゲームが楽になる。直接的にゲームの難易度、快適度に関わってくるサーヴァントです。まさに『FGO人生を変えるサーヴァント』なんですね。

　当然、資本金の多いお金持ちさんなんかは、ズラリと揃えている訳です。そして、そうした人たちの『持ってて当然』という気持ちが人権と呼ばせるのが、まず一つ。次に、なかなかそうしたサーヴァントを引けない人たちの羨望や嫉妬、持ってないという自分への自嘲（じちょう）もあるでしょう。

　どっちにしろ、人権鯖がないとゲームが遊べないということはありません。

　ただ、強くて便利で、ゲームの選択肢を増やしてくれるでしょう。

　個人的に、人権意識が薄い日本のソシャゲで、こんなスラングが使われているのがちょっと皮肉っぽくて面白いですね。

　では、その人権鯖の代表的な有名所を紹介していきましょう。

1.始まりの御三家（ごさんけ）+1

　FGOのサーヴァントは、バスター、アーツ、クイックの三種の属性の攻撃カードを持っています。枚数や宝具等はまちまちですが、このカードの性能をパワーアップさせてくれるサーヴァントがいます。バフ（味方のステータスアップ）をしてくれる人、バッファと呼びますが、バスター、アーツ、クイックにそれぞれ専門のサーヴァントがいるんですね。

　それが、マーリン、玉藻前（たまものまえ）、スカサハ＝スカディです。

　それぞれ、担当する属性のカードの攻撃力を、ドカン！　と上げてくれます。他にも、HP回復や無敵、スキルチャージ短縮等、便利なスキルや宝具を持っていますね。

　中でも、グランドキャスターの資格があると言われるマーリンは強力です。

　ぶっちゃけ、ながやんはちょっとしたクエストでも、マーリンを借りないとなかなか勝てない感じです。まあ、借りれるうちは全然快適に遊べてるんですけど。

　そしてもう一人、デバフ（敵のステータスダウン）の達人、諸葛亮孔明（しょかつりょうこうめい）。孔明は、相手の防御力等をガクンと下げることができます。御三家と違って、こちらのパーティがどの属性でも、相手へのダメージを増やせる訳ですね。

　また、どのサーヴァントも宝具のためのNPゲージを増やしてくれるスキルを持ってます。

2.攻撃の主軸となるアタッカー

　主に、ほぼ全てのクラスに対して当倍以上のダメージを与えられる、バーサーカーの☆5サーヴァントが選べることが多いです。その中でも人権と呼ばれるのが、全体宝具の源頼光（みなもとのよりみつ）、単体宝具のクー・フーリン［オルタ］です。共に☆5のバーサーカーとして、とても高い攻撃力を持っています。

　源頼光の長所は、全体宝具故（ゆえ）にボスのお供の雑魚（ざこ）を一掃することができること。そして、その際に大量に発生したスターを使って、自分で強力なクリティカル攻撃を放つことができるのです。

　クー・フーリン［オルタ］は、敵単体に対して非常に攻撃力の高い宝具を放つことができます。のみならず、高性能な回避スキルを持ち、バーサーカーの泣き所である打たれ弱さを克服しています。

　この両者は、二人共宝具がバスター属性です。故に、やはりここでもマーリンがいると便利！　ということになりますね。このゲームでは自分のサーヴァントと、フレンドから借りたサーヴァント、同じキャラを二人までパーティに編入できます。

　人権バーサーカーと、マーリンを二人で組めるんです。

　ほぼ全ての相手に対して、かなり安定した戦いを挑めると思いますよ。

3.いると便利な☆4勢

　次に、☆5の人権鯖に一歩譲（ゆず）るものの、入手しやすさから見て破格の性能を持つ☆4サーヴァントが何人かいます。中には、☆5サーヴァントに匹敵するとさえ言われている人も。

　人によって評価が違うので、ここはばらつきがありますね。とりあえず、ランスロット（セイバー）、源頼朝（水着）、エレナ・ブラヴァツキー、アルトリア・ペンドラゴン［オルタ］（ランサー）などが当てはまるでしょうか。

　特徴的なのは、一芸に秀（ひい）でているということです。

　局所的に『このサーヴァントにしかできない仕事がある！』ということです。

　例えばセイバーのランスロット、取り立てて強いところがないような、ごく普通の☆4セイバーに見えなくもありません。しかし、セイバーのランスロットは『スター集中スキルが、バーサーカーで現界した時と同じ性能を持っている』という、ちょっと特殊な強さを持っています。本来スターが集まり難（がた）いバーサーカーのスター集中スキルは、非常に高い倍率が設定されています。それを、もともと集中率が高いセイバーが使うと……スターをほぼ全て、自分だけで使うことができます。

　まあ、☆4には他にも強くて便利なサーヴァントがゴロゴロいます。その一部は、一年に一度配られることもあり、最近のプレイ環境は少し快適になってるのではないでしょうか。

　そんな訳で、一部の人にとっては『人権鯖にあらずんばサーヴァントにあらず』くらいの気持ちがあるかもしれません。また、そうでない普通のプレイヤーにとっても、喉（のど）から手が出るほど欲しいサーヴァントが何人かいる筈です。

　ながやんはどちらかというと『好きな英霊、好みのキャラクター』で選んでます。それは史実の英雄であったり、FGOでいいキャラとして描かれてるサーヴァントです。まあ、このことが後のながやんを苦しめる最初の過（あやま）ち（ともいい切れないかもしれないけど）だったんですね。

　ただ、最近はこう思います。

　好きなサーヴァントを活（い）かすためにも、それを輝かせるサーヴァントも揃えた方がいい。

　例えば、好きだけどあまり強くないサーヴァントがいたとしても、その力を何倍にも増幅させてくれるパートナーがいるんです。その最（さい）たるものが人権鯖ですし、根気よく探せば凄いシナジーを生み出す相方（あいあｋた）が見つかるかもしれません。とりあえず、ただ好きなサーヴァントを引くのもいいですが、余裕があればその周囲、一緒にパーティを組む仲間の構成も考えてみると面白いかもですね。

　まあ、聖晶石（せいしょうせき）に余裕があったことなんて、ただの一度もないんですけどね！（笑）