02.FGOの魅力とは

 まず、自分が感じているFGOの魅力について、語ってみたいと思います。ちなみに、適度に課金して遊んでます。ちょっと今、経済的には苦しい生活をいられてるんですが……そんな中でも、やはり「いいコンテンツにはお金をもうけてほしい」という思いがあります。

 かなりディープにハマってますが、普段は溜まったAPだけで遊んでますね。

 イベントの時は少しリンゴを食べるかな? くらいのプレイスタイルです。

 ではでは、何故なぜこんなにながやんはFGOにハマってしまったのでしょうか!




1.魅力的なキャラクター


 Fateシリーズの一つであるFGOには、多種多様なサーヴァントが登場します。五段階のレアリティに分類された、主人公の使い魔として召喚される戦闘用のキャラクターですね。おおむね、召喚されるサーヴァントは「過去の英雄」「歴史上の偉人」「神話の神様や女神」「童話や小説のキャラクター」などで、現実の世界でも耳にしたことがあるビッグネームばかり。これらは英霊や神霊、幻霊と呼ばれ、主人公は彼ら彼女らを指揮して戦闘を勝ち抜いていきます。


 まず、こうしたサーヴァントのイラストや設定、声優さんの演技等、とても素晴らしいキャラクターが無数に存在します。レアリティの低いサーヴァントでも、趣向しゅこうらしたテキストが配してあり、史実や物語のイメージ通りの戦いやスキルを見せてくれます。さらに、超必殺技とも言える宝具を放つ時など、気合の入ったカットインと声優さんの決め台詞ぜりふが聴けます。

 格好いいです。

 滅茶苦茶めちゃくちゃに格好いいです!


 さらに、TYPE-MOON独自の解釈が、よりサーヴァントたちを魅力的に彩っています。例えば、円卓の騎士で有名なアーサー王は、女性としてえがかれています。そう、有名なセイバーですね。真名はアルトリア・ペンドラゴン。彼女のように、多くの英霊たちが「自分たちの知っているキャラクターであり、伝承や伝説に即した脚色、大胆な解釈がなされている」という状態です。意外性がありつつ、その説得力が素晴らしい。

 あと、イラストもとても綺麗なので、純粋にサーヴァント集めが楽しいですね。


 勿論もちろん、作中に登場するNPC(ノンプレイヤーキャラクター、脇役のこと)も魅力的です。同じ人理じんり、人類の未来を守るために頑張る仲間たち。敵として登場する黒幕に、あちこちの時代で出会う当時の人間たち。このあたりにも力を入れてるのが、ひしひしと伝わってくるんですよね。




2.絶品極まりないシナリオ


 FGOのもう一つの大きな魅力、それはシナリオがとても秀逸しゅういつだということです。

 FGOは怪奇譚かいきたんでありSF、そしてファンタジーでもあり、ロードムービーのようでもあります。その一部を、ネタバレにならない程度にご紹介したいと思います。


 2016年、突如とつじょとして人類は未来を観測することができなくなってしまった。

 科学的にも魔術的にも、2017年を未来視することが不可能になってしまったのだ。

 常に未来を観測してきた特殊機関『カルデア』はこれをとして、特殊な装置による解決を試みる。これらの未来の不安定さ、不鮮明さの原因を『今までの人類の歴史の各所に、特異点とくいてんという名のほころびが生じたため』と仮定し、擬似的なタイムスリップで過去へ飛んで、直接特異点を解決する方法を思いつく。

 こうして、特異点を取り除くために沢山の魔術師が集められた。

 だが、さらなる不幸が人類を襲う。

 最弱の魔術師である主人公を残して、全員が何者かによって戦闘不能にさせられてしまったのだ! こうして主人公は、たった一人で人類の歴史と未来を守る旅へと出発するのである!


 これが第一部の導入部で、大きく分けて七つの時代を旅することになります。ここから先は、もし興味がありましたらプレイしてみてください。基本的に無料で遊べますし、気が向いたら少量だけでも課金すると、強いサーヴァントが手に入りやすくなると思います。


 いやもう、本当にFGOのシナリオはどれも素晴らしい! 同じ物書きとして、これほどの物語を生み出せる人がいるのかと思うと、身震いが止まらなくなる思いです。

 主人公の旅は、常に苦難と試練に満ちています。

 その中で、出会いと別れがあります。

 誰もが全力で生きた、そんな時代をめぐる旅……

 その果てに待ち受ける、大いなる謎と真実!

 RPGのシナリオとして、これほどのクオリティのものは他に例がありません。勿論、素晴らしいシナリオのRPGは沢山ありますが、FGOは基本的にテキストだけのアドベンチャーゲーム風の構成になっています。ダンジョン探索もなく、マッピングもなく、乗り物はあるんですが自分では動かせません。

 だからこそ、唯一のテキストに全てを込めたんだと思います。

 シナリオを読むためだけにプレイしてる方も、中には多いかと思われますね。




3.全世代を狙い撃ちにしてくる、小ネタの数々


 全編を通して、ストーリーはシリアス、かつシビアな物語です。なにせ、人類の未来が奪われてしまったのです。人類存続の危機です。何者かが、我々が迎えるべき2017年の明日、それ以降の未来を焼却しょうきゃくしてしまったのです。

 しかし、常に緊迫した中でストーリーが進むかというと……そうでもないです。

 メインシナリオと並行して、イベントが開催されることが多々あります。

 イベントでは、普段は見られないサーヴァントやキャラクターたちの素顔、意外な一面が見られます。シリアスなイベントもありますが、基本的に外伝、番外編ですね。レース大会があったり、バレンタインチョコを集めたりと、イベントは多岐たきに渡ります。


 イベントの中では、普段は必死に戦ってくれるサーヴァントたちも、あたかも一人の人間であるかのように振る舞い、喜怒哀楽きどあいらくを見せてくれます。

 あと、個人的に……、これがやばいです。

 あらゆる方面のサブカルチャーネタが、これでもかと押し込まれてます。最近だと、クリスマスのキン肉マンネタとか面白かったですね。つーか、スマホに「若い人には伝わらねえよ!」って突っ込んじゃいました。他にも夏コミネタやガンダムネタ、仮面ライダーネタやアニメのネタと、とにかく笑いが沢山詰まってますね。




 どうでしょう、ざっと上げただけでもこれだけの魅力があります。どれもまだ語り足りない気がしますが、それほどまでに巨大なコンテンツで、その隅々にすいを凝らしてあります。運営側も、これだけのものを定期的に更新するのは、大変だと思いますね。

 勿論、いいところばかりではありません。

 しかし、自分が思うFGOの欠点、これを語る必要はないでしょう。

 ただ、自分がいやだと感じてる何点かについては、機会をみて語ろうと思います。

 現状、とてもFGOが好きで、面白くて、楽しいです。

 でも、だからこそとても苦しく、辛いとも思います。

 今後、そのことについてもお話できればと思います。

 もしよろしければ、しばしお付き合い頂ければ幸いです。

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