『ハレー彗星』

やましん(テンパー)

『ハレー彗星』

《*これは、個人的な感想による、散文であって、科学的、学問的な根拠に基づくものでは、ございません。》



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 前回『ハレー彗星』が地球に接近したのは、1986年のことでした。


 やましんも、望遠鏡を担いで、お山に登りました。


 ただ、このときは、あまり『彗星らしい』姿にはならず、素人には、なかなか確認しにくかったのであります。


 次回は、途中で大事故とかがなければ、2061年に『なります』。


 しかも、『大彗星』になると、予測されております。


 ときに、この『~~~に、なります』ですが、巷で最近、いちばん、やましんが気になる『ことば』であります。


 やましんが、若い頃には、文法的にもおかしいんじゃないか?


 と、良く言われておりましたが、文法がどうであれ、なんか、とっても、使い方が『変』な風に、感じるのです。


 『ファミ・コン言葉』とか、『バイト言葉』とも言われるようです。


 『こちらが、当店自慢の『超豪華 目玉焼きになります!』』


 と、いわれると、やましんあたりは、・・・


 『あへぇ ~~~~、こいつが、このあと、見てると、目玉焼きになるんだあ!』


 とか、店員さんに言って、嫌われることに、『なります』。


 ネット上では、『全然おかしくないじゃん』。


 という、ご意見も見られますから、若い年代層には、あまり、違和感がないらしいです。


 ところが、やましんが若い時代にも、年配の方から、『君たちの日本語はおかしい。』


 と、さかんに、言われていたような気がします。


 時代の変化による、ことばの変化である、と言えるのかもしれません。


 もちろん、地域的な特徴もあるとは、思いますけれど、そうしたことも、さまざま考慮した挙句、でも、やはり、この『~~~~になります。』


 の使い方は、どうしても、かなり、ひっかかります。


 ところが、最近、天下のNHKさまの番組を見ておりましても・・・


  『こちらが、○○さまのお墓になります。』


 なんて、言っているのを聞きます。


 『えへぇ ~~~、これから、これが、お墓になるんだあ~~!』


 と、いうわけですな。


 社会的にも有名な施設の、それなりの、お立場の方です。


 となると、もはや、やましんが、やはり、おかしいのではないか?


 という、気に、『なります』。


 つまり、『うつ状態』とかで、休業していた間に、世の中が急速に変わったのだ!


 とか、思うのです。


 実際、10か月、休んでいたあいだは、アニメばっかり見ていて、ニュースなどは、精神的な負担が大きいために、あまり見なかったので、復職した時は、まったくの、別世界に来た感じがしたのです。


 この世のすべてが、変わったように思えました。


 それ以来、この表現にも、なんだか、普通に出会うようになりました。


 これは、世の中が変わった、とか、いうようなレベルではなく、やましんは、きっと『平行世界』に、スリップしたに違いない!


 きっと、そうなのだ!


 だから、おかしいのは、やましんのほうに違いない。


 狂っているのは、やはり、やましんのほうなのだ!


 そう、確信したのです。


 まあ、しかし、そうは言っても、もしかしたら、そうではないかもしれません。


 このことを、証明するのが、次回のハレー彗星の回帰なのです。


 もし、きちんと戻って来れば、やましんは、少なくとも、『異世界』には入っていない。


 という、わけです。


 次回、回帰する際は、やましんは、100歳超えています。


 はたして、証明なるか?!


 ぜひとも、見たいなあ!!


 そう、思うのであります。



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『ハレー彗星』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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