第2話
私は、ごくごく普通の女子高生生活を送っている一般人だ。
普通に友達も居て、バイトも頑張って、所謂青春というものを送っていた。
しかしあるひとつの出来事から自分の人生の平和は音を立てて崩れていってしまった。
そう、あの時「あの人」に気づきさえしなければこんな苦しい思いをしなくて済んだのだ。
長くて辛くて自分ではどうしようもできない、恋愛小説なんかの甘酸っぱい話でもなんでもない、そんな私の恋。
きっと誰にもわかってもらえないこの気持ちを、私は誰にも伝えずただ一人で耐えた。耐えることしか出来なかった。
その間にも知らない顔をして自分の平穏を潰そうとしてくるそれは、いつも私を苦しめた。
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