第30話ぶざまね

「私、女学校って嫌いなの?」


「ここは女学校ではありませんわーー共学ですのよ」


くすくす「あら、そうね、でもーーふかいなのよ、女どもが


ああ、私をさんざんいためつけておいて、自分はうまく、、うまく

立ち回りやがって、、、ああ、だから


私はーー先生になったの、、子羊をぼこせるように《スケープゴート》」


何も言えないーーまだみんな、正気をとりもどしてない


つまりーーコの女を何とかしないといけない

「あ、ああああ」


身近な人に、大好きな先生にーー敵意を持たれた


それは主人公の心をズタズタにした

(もう、このまま何もしないでいいかな)

なんて考えが頭をよぎる――何も考えたくない

何も感じたくない

(都合の悪いことから目を背けるの?)

「誰ですの?」

それは自分の心の声である

(このままだとみんな、魂を取られちゃう――でもあの先生に勝てば、、、)

「わかってますわよ、でもどうしても立ち向かう気力がわいてきませんの」


「それよ、その顔が見たかったのよ、わたしのじゃまをする羊ちゃんは、

―――最後に魂を抜いてあげる、せいぜいそれまで絶望なさい」


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