第11話 明日が来るという事
1日は24時間。その24時間の中の終わりに眠りにつくとき、楽しい想いでで眠りにつく時、悲しい想いで眠りにつく時、苦しくて辛くて仕方がない想いで眠りにつく時、様々な1日の出来事が走馬灯のように目を閉じた暗闇の中で巡り、心は従順するように抵抗するように意識と共に夢の彼方へ移行していく。
私の場合、楽しく眠りにつきたくて、モヤモヤする時は好きな曲を聴いたり元気が出る本や映像や声を聴いたりするけれど、ほんの僅かな隙間にモヤモヤは入りこんでくる。納得して腑に落ちないとなかなか力づくでも消えてくれない。。。モヤモヤ。。
しかし、そんな時も幸せいっぱいな時もいつの間にか眠りについて、眼を開けるまでは明日ではなく、眼を開けて初めて明日がやってくるのだ。
来ない日がいずれ来るとしても、それまでは、繰り返される。
昨日があって今日があって明日がある。
その切り替えは、-暦-ならば、管理されている。自分で自分を管理しているだけだ。全ては、自分が決めて選択している。
モヤモヤは私を知るものの誰者にも知られたくない。自分の作ったモヤモヤは自分で始末をつける。そんな頑なな流儀で今まで来た。強くもないくせに。。と自分に毒を吐いてみたりする。自分の中にいつでも答えが隠れている気がするのだ。
自分の成長のために課せられたモヤモヤは自分で解決しないと成長できない気がするのだ。糸口を見つけるために本を読んだり曲を聴いたり人を観察したりといった努力は惜しまないが、過程はかなりきつくなる時もある。きつくて辛くて苦しくて、でも眠くなって、明日が来る。
日々、時間は経っていく命も使っていく、周りは確実に変化している。人が置き去りになる場合もあるが、何かしら変化しているものだ。
『さて、今日はどうする』と、自分で自分に果たし状を向けてみたりするが、いい加減なものだ。
そうして、毎日が過ぎていく。いい加減は良い加減らしい。人との関わりも出会いも別れも良い加減がちょうどいい。
筍の皮むきのように、蛇の脱皮のように、成長のために関わってくれた人達に感謝しつつ、お別れするのだ。次なる成長と関わりのために。
未来は続く。眼が開いた時は明日だから。
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