BAR『笑う門』
夢月七海
お笑い与太話
お笑いブームが来ている説
ツイッターのTLにて、気になる本を見つけた。
『芸人芸人芸人』……霜降り明星のお二人が表紙の、芸人第七世代が中心にインタビューや写真がたくさん載ったムック本だ。
私は、近くの本屋でこの本を予約した。販売は六月十八日、その一週間前に予約したと思う。
店員さんは、「この本を入荷するかどうかはまだ分かりません。入荷しても、二十二日に届くかもしれませんが、よろしいですか?」と確認された。
私は、大丈夫ですよと答えた。
沖縄在住なので、本の入荷が遅れるなんて日常茶飯事だ。少年ジャンプも早くて火曜日発売される。
わくわくしながら待っていると、昨日、その本屋から電話がかかってきた。
私は入荷が遅れることも忘れて、「明日来るの!?」と舞い上がって電話を取った。
その後の店員さんの話を要約すると、以下のように言われた。
『芸人芸人芸人』は元々入荷予定は無かった。発行会社に問い合わせたところ、現在そこにも在庫がない状態だと言う。
入ってくるとしたら、別の本の売れ残りが回ってくる形になるのだが、それでも数カ月かかってしまうらしい。
Amazonで在庫がないと聞いていたが、まさかここまでとは思わなかった。
私はとりあえず、入ってくるまで待ちますと答えて電話を切った。
しかし、こんなに売れているものなのかと、驚きは隠せない。出版不況と呼ばれているのに。
……これ、お笑いブームが来ているのでは? 私はそんなことを考えた。
目立ってネタ番組が増えた訳ではないものの、ゴットタンでの「お笑いを存分に語れるBAR」の放送や、アメトーーク!での「バラエティ大好き芸人」など、個別の芸人さんよりも「お笑い」そのものにフューチャーされた企画が目に付く。
一年二年目の芸人さんがテレビに出たり、逆にずっとライブシーンで頑張っていた芸人さんにスポットが当たったり、何というか、流れが出来てきてる気がする。
だからこそ、『芸人芸人芸人』は、このお笑いの世界の最前線で戦う人たちの言葉を読める、貴重な本になりそうだと強く思った。
ただ、まだ手元にないのでものすごく歯痒い。早く読みたい。
『芸人芸人芸人』を変えた人へ。どうぞ、大切にしてください。
まだ買えていない人へ。手に届く日を共に辛抱強く待ちましょう。
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