第41話 未来、見ちゃう? ②
さて、ホワイトデーイベントが始まりましたね。イケメン揃いで目に麗しいですが、私はまだエレちゃんが引けなかった傷を引きずっています(笑)
まあ最終回なので明るくいきましょう。
前回の最後で軽くMDとADに触れましたね。
先に断っておきますが、これを詳しく読み解ける人はもはや初心者ではないので、私もざっくりした解説になりますがご容赦ください。
基本的に、MDもADも自分のホロスコープでいい状況にある星のダシャーは安定した運気になり、悪くなるとトラブルが起こると解釈しておけば問題ないです。
この場合の吉凶は機能的なもの(アスペクトや星の配置で、良くなっているかが決まる)ものを参考にします。太陽・火星・土星などはもともと凶星ですが、そのダシャーが無条件にみんなついてない、というざっくりしたものにはなりません。あくまでその人のホロスコープがどうなっているか、ということが重要です。
次にトランジットについて解説します。
生まれた瞬間の星位置は固定されていますが、本来星というのは常に動いているものです(太陽も含む)。
その星々が好ましい配置に入る、特定のハウスに入る、などした時に人生の転機が起こりやすい、と考えておきましょう。特にダシャーの星とかぶると強い力が働くと言われています。
星の進行スピードにはそれぞれ差があり、数日~数週間で変わる月から、それこそ年単位で同じ星座に居座る木星、土星まで様々です。
基本的に動きの遅い星がハウスを動く時が最も影響が強いと言われるため、インド占星術は木星と土星のトランジットを特に重視します。
たまに木星と土星が同じハウスに関わることがあり、この時はそのハウスが示すイベントが起こりやすくなります。七ハウスは結婚、十ハウスは仕事……などですね。
(六・八など試練のハウスで重なる場合、トラブルの暗示もあるので手放しで喜ぶものでもないですが)
土星が木星の邪魔をするのに、なんで事象が起こってくるの? と私も思っていたんですが、要は
木星:アクセル
土星:ブレーキ
の役割をする星なんですよね(これは西洋占星術でもそう)。
木星のアクセルは大事なのですが、悪く出ると「夢ばっかりみている」「口ばかり達者で現実的な努力は何もしない」という状態になるんですよね。そこに現実的な土星が入ると、地に足をつけた活動ができるようになる。
逆に土星は「どうせ私なんて」といういじけた感じになりがちなところ、「まあやってみないとわかんねーし」というおおらかな木星に助けられます。つまりお互いにとってプラスになる。ということでこの組み合わせがあると、ハウスの効果を発揮し出すようです。
※ちなみにダシャーとトランジットの傾向が全然違う場合、ダシャーの方が優先です。
こちらは専門の計算ソフトで出すようなので、勉強がめんどくさい人は素直にプロの鑑定をうけましょう。作者もそうします(笑)
……さて、色々やってきましたがいかがだったでしょうか。初級編で語れることは語り尽くしたので、ここで一旦筆をおくことにいたします。
この知識を頭に入れていただいた上で拙作
天球儀戦線 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054891750469
をお読みいただけると、より楽しめると思います。よろしければ頁へGO、よくない場合はこの講座をハートや星で応援してください!
(結局お前の利益になっとるやんけ)
FGOでインド来てるので乗っかったインド占星術解説(初心者編) 刀綱一實 @sitina77
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