第24話 お部屋の意味も大事です ~あがり、でも続くよ十二室~

 こんにちは。作者です。最近全然ガチャを回さなくなってしまいました……少ない石でレアを引こうという欲があんまりなくなってきたなあ。解脱? でもクリスマスが来たら復活しそうです(笑)


 ではハウス紹介、最後の十二室に参りましょう。


 十室で名誉を、十一室でようやく利益を得ました。その先にある十二室は、さぞかしキラキラしたお部屋……だと思いますか? 残念ながら、違うんです。


 十二番目は、隠れる室。そう、十一までやりたいことをやってきて、ついに引退するエリアへやってきたのです。


 西洋占星術では、物質的なしがらみから解放され、魂を浄化する場所です。ここだけ妙にインドと共通したものがありますね(笑)


 また、隠れるという意味から転じて『秘密』『縁の下の力持ち』という暗示もあります。


 ここに星が多いと、昼間の職業とは別の活動をもち、それが心の平安になるかもしれません。稀ですが、人里離れて住むようになる人もいるでしょう。


 さて、インドになるとここは消費・損失を示す部屋となります。十一室で得た利益をここで使い切って次の人生へ進むため、生産的な意味がより薄くなりますね。


 しかし最近では海外生活を示すとも言われるため、ワールドワイドに活躍したい人にとっては重要な意味を持ちます。


 宗教的に見れば、解脱(輪廻転生からの脱出)ができるかどうかのポイントになる場所です。ここの状態・絡む星がよくないと、どんなに素晴らしいホロスコープでも台無しだと言われており、最も重要視されています。


 ……しかし、宗教者って試練が好きですよね。マゾと言っちゃいけないのですが。


 ということでこの室も困難のドゥシュタナとなっており、惑星の凶意を強めるとされています。最後の最後くらい気分良く終わろうぜ、という優しさはインドにはない。


 この十二室も嫌われがちな場所の一つでして、星がここにいっぱいいる人は自分のホロスコープが嫌いだったりします。筆者もそうです。だって怖いことばっかり書いてあるから(笑)


 スピリチュアルに流されるとか、不倫とか、最悪犯罪沙汰になりそうなことまで……


 ただし最近は「肉体がないのに現実世界に影響を及ぼす」→「ネットもこの室の範囲なのでは?」という解釈もされ始めたり、先に述べたように海外の活動も含むようになりました。もっと十二室を前向きにとらえられる世の中が来て欲しいですね。


 では、ここで室の紹介を終わりたいと思います。次回からまた新章となりますので、お楽しみに!



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