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結局サリアの勝ちで、サリアとマサルは仲良く?手を繋いで王様のいる場所までの廊下を歩いていると、

すれ違いざまにあからさまに嫌な顔をされ、サリアの悪口を言う使用人や貴族がいた。



え?内容が気になるって?聞きたい?

仕方ないなぁ。教えてあげる!←お前は誰だ...。



(またあの王女、男前にデレデレしているのですか。

相手の男も満更でもなさそうですし、トラブルメーカーが一人増えたのですか。

あまり被害が増えないといいのですが...。)ヒソヒソ



(俺の感は言っている!あの男は非リア充の敵だと!!さっそく学園の〈非公式〉リア充撲滅委員に知らせなくては!)ヒソヒソ



(あぁ。また姫様が格好いい方を...。

王子は若いのに王にいたらなくも威厳があるというのに...。

同じ育て方でもこうも変わるものなのか、こんな下世話な事を教えたのは何処の誰なのやら。)ヒソヒソ



(この国の王女はどうなっているのかしら。

あれではまるでただのビッチですわ。

世も末ね...。)ヒソヒソ



等々をヒソヒソと言う使用人やお城に来ていたお客人や貴族たちだ。

実は毎回こういう男前を連れてきては問題を起こすトラブルメーカーなのだと。



そんな内容は自分は人気者、私は姫なのだから!と思っている本人には届かずにヒソヒソと同じ事を思って言っている人たちだけしか届いてはいないのだが...。







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そんなこんなでサリアとマサルがいちゃいしながら歩いていると王様のいる部屋に近づいていた。



「もうすぐですわ。







着きましたわ!

ここにお父様が居ますわ。」



そうサリアは言い扉をノックし、サリアですわ、と扉の向こうに声をかけた。


そうすると渋い声が聞こえると思いきや、若い青年声だが頼りたくなるような威厳のあるしっかりと意思を持っている声で、入れ、と聞こえてきた。



小さくガチャ、ギーっと音を鳴らしながら扉が開き部屋の中には声同様見た目が青年で若い金髪の男前で、いわゆる細マッチョが豪華な椅子、いわゆる玉座に堂々と座って勇者マサルをなんとも不機嫌そうな顔を隠しもせずじーっとみていた。

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