5

「暇だな。


簡単に作っちゃったし、採取もやっちゃったし、

さあ、これから何をしようか?


ウル何したい?」



「特にないな。

ある程度は終わったし。


街に着いたら何するかを考えながらうろうろする。

って事くらいしか思いつかない。」



街と言っても、この森自体国の領域なのだが、もちろん周りにも村が沢山ある。


だが一番栄えているのはやはり、城のある周辺だけで本当に周りは穏やかでほのぼのとしている。


なので、城の周囲の栄えている地域を都市とし街と呼んでいる。

要は王都だ。



「うーん。まあそうだな。

じゃあそれを考えるとするか。


あ。少し街見えてきたね。やった森を抜けられる。


でさっそくだけど、住居どうしようか。

ギルドは街行ってから決めるけど、住居はなぁ...。


ちなみに俺的には、街から少し離れた人気のない森の綺麗な湖付近におっきな家を建てたい。


三階建て以上にして、二階から部屋にして一階がガレージとかで、地下が訓練室で、物置は一階に置けば良いし、二階に上がる階段は玄関へつながる外に作って、中から訓練室に行けるように中にも作る。


リビングから外に出るとすぐ地面が広がってない代わりに、外にベランダみたく作ってあってそこに階段がついてる。


なんとなく想像できた?



って、想像で思ったけど、俺の能力で想像を創造しちゃえばよくない?」



「いや。まあそれは良いのだが、その土地って勝手に探して使って良いのか、買わなきゃいけないのか聞かないとな。

ついでに理想の土地も探さないといけない。


場所によっては買わなきゃいけない場所と勝手に使って良い場所があるからな。

この国はその辺が自由すぎて困る。」



ウルは少しうーんと唸りながら考えている様子だ。

流石にウルも分からない様子で静寂に包まれてしまったので、絢斗は話しだした。



「とりあえず、理想の土地を探そう。


あー。でもなぁ...。


手っ取り早く済ませるのは不動産屋に行くか、王様か王子に会って聞いちゃうのが良いけどなぁ。


とりあえず行ってみよう。」

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