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「グルルゥゥゥゥ。」
そんな事をしていたらさっき本が頭に当たったらしい狼...。いや、ウルフと言うべきか?
まあとにかくそいつが、主人の番犬ごとく甘えた鳴き声ですり寄ってきて突然...。
避け...
ようとしたが座っているためそこの膝にくっつき伏せている。
「お前喋れないのか?」
「喋れない事もないぞ?
俺は喋らない方が良いのかと思ってな。
怖がられて逃げられたら困る。」
「そうか。
お前暇か?
使い魔かペットにならない?
あ。友達でも良いけど?」
「ああ。
俺もお前が気に入った。
是非使い魔にしてくれ。
彼氏でも良いがな?」
「ありがとう。
これからよろしくな。」
その会話の後使い魔契約をした。
「名前はあるのか?」
「あるが、お前に付けてもらいたい。」
「そうか。
ついでに
俺の名は。
絢斗
君の名は。
ウル
由来はここの森にウルの木がたくさんあるから!」
はい。なんと簡単な由来だろうか。
ちなみにウルの木ノ実は美味いです。
※作者の創作植物。リアルに存在していません。タブン
「これからどうしようかな...。
どうしようかな?ウルゥゥ。
暇ぁぁぁぁ。
...。今なんか聞こえなかった?」
ガァァァアアアアア!!!!!
「あ、うん。
がっつり聞こえてたな。
ドラゴンの声かな?
え。ちょっと、こっちに向かって足音聞こえるぜ。」
色々フラグが立ちがっくりと膝から崩れ落ちやる気のなさが隠れもせず見える。
「ちょ。ケント。
パニクってるようで、地味にふざけるな。
どうする?
ここはケントがヒロイン的ポジションになるべきだな。
とりあえず、ケントが襲われてるのを助ける性格と面がイケメンな奴が来ないとどうにもならないが。ボソッ」
ああ。ウルは腐っているようだ。
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