うちの子

リタ（裏）

『世界観』

我々の世界からはほんのちょっと先の未来を行く、また別の世界。人間、お化け、神さまといった様々な人々が、泣いたり笑ったり、頑張ったりサボったり、それぞれの生を謳歌しています。

『桑都市』

“うちの子”たちが暮らす、東京都の西側にある街。駅前はそれなりに発展していますが、ちょっと中心を外れると住宅街、さらに外へ向かうと山や湖があります。この文であなたが思い浮かべた街が『桑都』のイメージです。ちなみに、八王子市はちゃんと別にあります。

『神社』

桑都の郊外に位置する、Far-east Association of Undine（極東水神協会）桑都支部の事務所（社務所）。ヤトノカミさん、イモリさん、サワガニさんが所属し、たまにコウモリちゃんが研修でやってきています。

『資料館』

様々な文化的・自然科学的に価値のある物品を収蔵、展示している施設です。桑都の中心部を一望できる小高い丘の上に立地しています。メアリーさん、豊さん、芽吹さんが所属しています。表の顔は資料館ですが、じつは桑都で生まれる魂を得た道具（付喪神）を収容・保護しています。ビッグフットさん、鯉のぼりさんもいずれここに所属するはずです。

『事務所』

アズマさん、コウモリちゃんが所属する、何らかの事務作業を行っている事務所です。桑都の中心部に比較的近い場所です。スギさん、イチョウさんら　《樹木娘》が運営する『植物園』とも何らかの関わりがあるとか。

『人間』

“うちの子”世界で大多数を占めるグループ。基本的には「ヒト（Homo sapiens)」ですが、単眼の芽吹さん、ヒトとモグラのハーフであるアズマさんなど、その特徴・来歴は千差万別です。ちなみに、メアリーさん、豊さん、イモリさん、サワガニさん、コウモリちゃんら“お化け”も、社会で働いている一般人として『人間』に含まれています。

『精霊/神仙/神さま』

ちょっと特殊な能力を持ち、その存在が形而物理学に則っている情報生命体の総称です。生まれついての神さまであるヤトノカミさんのような存在だけでなく、永く生きたヘビが力を得たベンテンサマのように、後天的に神さまになることもあります。

『樹木娘』

スギさん、イチョウさんなど、樹木の情報がヒトの姿をとった存在です。樹木がヒトの生活と関わっている限り基本的に不滅の存在であり、先述した神さまとも一線を画す存在です。樹木の種数だけ樹木娘は存在し、その誰もが数千年生きてきた存在であります。一方、精神年齢は見た目の年齢とさほど変わらないようです。世界各地に『植物園』と呼ばれる拠点施設を持ち、表向きは植物園の管理運営、裏では世界を守るヒーロー活動のようなことを行っています。先に述べた“うちの子”たちが働いている組織のほとんどは、『植物園』と『樹木娘』たちによって運営されています。