きつねのなにか様より『ありあけの月 小話集』へ、レビューをいただきました

 きつねのなにか 様より、いただいたレビューがこちらです。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054889269295/reviews/1177354054890111005


 念のため、本文も掲載いたします。



『挨拶だけで3人の女性世話人を失神させる優男の物語


 なんと転生してこことはちょっと違う世界線の、源頼朝に転生してしまった『女性』主人公、その日常と心の変遷を描く歴史ストーリー。転生してしまったことにより、近代的な平和の概念を持った鬼武者(頼朝の幼名)が取る行動とは。保元の乱前後にてどう行動するのか。


 という堅い文章はどうでもよく(よくない)、幼い頃のキャッキャウフフで女性の世話人さんたちを可愛さや仕草で見事に虜にしていく、そんな日常がとてもおもしろいお話です。タイトルのことは本当に記述があります。なんて人だ。


 弟妹のお世話をするときの優しさは暖かく、その弟たちの仕草はとても可愛らしいです。


 歴史物なので描写や言葉、地の文が少々読みにくいのはありますが、読んで行くに連れ、慣れていきます。大丈夫です。この作品で歴史物の難しい系の記述に慣れるのもありです。歴史系が読めるようになるっていうのは新たな一つの扉が開けることに繋がりますよね。


 途中行成卿、藤原行成という平安時代の『超字がきれいな人』『書道の開祖』のほぼレプリカの書(この時代、完全復元は不可能なのです、その貴重さたるや文字数)を手に入れるのですが、あの時代の中のレベルではありますが、めっちゃ心躍りニマニマするシーンがございます。

 その場面だけは多分中身は作者です。温かい気持ちでご覧になってください。』



 こちらをお寄せいただいた時に、まず〝ひとこと紹介〟の文で、大いに楽しませて頂きました。


「ふふっ。鬼武者、私と肩を並べる時が来たかな?」

「私は、そのようなつもりは……」

「だが、きつね様も書いてくださっているとおり、確かにその場面があるからね」

「……それは……」


 という会話を、朝長殿と主人公が楽屋裏でしておりました。

 ……登場人物も、こういう会話はするっとしてくれるのですが。本編になると、なかなか……

 もう少し、喋ってくれても良いのよ?私はそれを文章におこすだけなんだから。


 レビュー本文では、最初の区画はそのまま使わせていただきたいほど見事なあらすじです。

 筆者であるはずの私よりも、世界観がはっきりと描かれております。

 このようなあらすじなら、お話も開きたくなりますね。

 勉強になります。


 あらすじをお書きくださった後のご紹介文で、再び楽しませて頂きました。

 主人公に人たらしの才能が……!

 相手に対する行動を、きちんと読みとってくださり、嬉しいです。


 語り口は固めだな……と思っております。

 ただ、中の人が現代人とはいえ、まるきりの現代語では話させたくない背景もありまして……匙加減の難しいところです。


 最後の行成卿のくだりは、私とは関係……ない……はず、です。

 確かに、長年探していた物が偶然でも手に入ったら、小躍りもしますが……あら?


 私の話のほうが長くなってしまいました。すみません。


 きつね様には、この場をお借りして、改めて御礼を申し上げます。

 ありがとうございました。



 それでは、お待たせいたしました。

 きつね様の御作品をご紹介申し上げます。


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