第4話 悪魔
どうやったお姉様を私に振り向かせることができるのでしょうか……
脳内天使「大丈夫。美春は魅力的だから、きっと振り向いてくれるわ」
本当にそうでしょうか。最近、お姉様は私のことを想ってくれていないと
不安が募る一方です。
脳内悪魔「オイオイ、天使さんよォ。そんなこと言ってちゃラチが開かねえだろ。いつもいつも人当たりがいいこと言いやがって」
脳内天使「……」
脳内悪魔「ちょっとは美春嬢ちゃんのために、くっ付ける方法を考えたらどうだァ?」
脳内天使「分かりました。まず、島田美波周辺の大事な人を全て神の力で消します」
脳内悪魔「うんうん……って、え?」
脳内天使「そのあと、憔悴しきった島田美波に美春が手を差し伸べます。もう何も考えたくない状況下、美春の思う通りに美波は動きます。その際、どのようにマインドコントロールをすべきかは私が逐次助言しましょう。最後には、美春色に染まった女の出来上がりです」
脳内悪魔「……お前、悪魔だな……」
!? さすが天使さんです。その手がありましたか!?
脳内悪魔「……まじか」
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