魔物使いの異世界大陸平定記

第374話 ＶＳオーダン軍（その５）

雷神トールのライゾウは、『真っ赤な槌（ミョルニル）』を手に縦横無尽に暴れまくる。

亜神さえも倒したこの男を遮る者はいない。

鵺（ヌエ）の首を次々と『真っ赤な槌（ミョルニル）』で叩き折っていく。

コボルトエンペラーのコボ１。

コボ２、コボミ、コボ４、コボ５兄弟の長男。ヒロトの初期からの眷属。コボルトよりかなり大きくオーガと変わらない体格。

黒いアダマンタイトのフルプレートアーマーを身に纏い、黒いアダマンタイト大剣を構える。

神眼アイ１をが憑依し、空中を自在に飛行し、大剣を振り払うと周りの魔獣の身体が上下に切断される。

ゴブリンエンペラーのゴブ１とオークエンペラーのオク１。

コボ１と同様に黒いアダマンタイトのフルプレートアーマーを装着している。

国王として久しく戦いから身を引いていたが、エンペラー種の実力は衰えず。

ゴブ１がアダマンタイトの大剣を振るい、オク１はアダマンタイトの槍を突き刺す。

トロルエンペラーのトロボ。

トロル国国王。

ヒロトの眷属となり、いつか戦いで役に立つ時を思って、狩りの迷宮でレベ上げを行いひたすら牙を研いできた。

満を持して、その実力を発揮する。

脅威の再生能力があり、敵の攻撃を無視して、重厚なアダマンタイトの棍棒を振り回し、ヌエ達を潰し殲滅する。

古竜ドライマ。

古竜山脈の主として長い期間魔族に侵攻を押さえて来た実力者。

魔王軍もドライマが怖くて避けていた。

ドライマにブレスが鵺（ヌエ）を襲う。

一瞬のうちに焼き尽くす。

鵺（ヌエ）の雷撃もドライマの竜の鱗には傷を付けられない。

爪で切り裂き、牙で噛み千切る。

四聖獣の白虎。

世界樹の里を守護する四聖獣の１体。

四聖獣結界で西を守る。

白い身体に黒い縞模様。

白虎の爪、牙は何者も切り裂く。

鵺（ヌエ）の雷撃にびくともしない。

次々と鵺（ヌエ）を切り裂いていく。

四聖獣の青龍

世界樹の里を守護する四聖獣の１体。

四聖獣結界の東を守る。

東洋の青い龍。

長い身体をくねらせ飛び回る。

鋭い爪で鵺（ヌエ）の頭を鷲掴み引きちぎる。

四聖獣の玄武。

世界樹の里を守護する四聖獣の１体。

四聖獣結界の北を守る。

足の長い亀。尻尾は蛇。蛇は身体に巻き付いている。甲羅は黒みがかった深緑。本体と蛇は漆黒とグレイ。亀の口には鋭い牙がある。

尻尾の蛇が鵺（ヌエ）に巻き付き絞め潰す。

甲羅は硬く鵺（ヌエ）の雷撃も牙も通さず。

亀の鋭い牙で噛み付き食い散らす。

スフィンクス。

古代エジプトの頭巾（メネス）を着けた人間の顔。頭巾メネスの額の位置にはコブラ。首から下はライオン。鷲の翼。尻尾は蛇。

前に魔神の遺跡で戦った事がある。

あのときはリザルドが圧倒していた。

魔神セトを守護し１体だけ出現したが、今回は数が多い。

しかし、樹海帝国の精鋭達に来て貰ったので、心配はないだろう。