第372話 VSオーダン軍(その3)

救援が遅れた事による戦線崩壊の危機をスクルド達ヴァルキリーの部隊が参戦してくれて、持ちこたえたのだ。


スクルド「いえいえ、オーダンは我々の敵でもあります。」


「ベヒモスと魔獣は我々が受け持つ。オーダンはスクルド達に任せるよ。」


スクルドは笑みを浮かべる。


スクルド「有難う。皆!オーダン軍に突撃だ!」


ヴァルキリー達は魔獣達との戦闘を樹海帝国軍の精鋭に任せて、後方に控えるオーダン軍へと向かった。


ベヒモス対樹海帝国軍。


デステル「マシラン、良く頑張ったな。後は任せろ。」


マシラン「デステル伯爵!来るのが遅いよ。だが、助かった。任せよう。」


マシランのロボは満身創痍。


アダマンタイトの身体がベヒモスの角、牙、爪でところどころ穴があき、擦りきれ、欠けている。


マシランは戦線離脱した。


「マシラン!救援が遅れて済まん。良く持ちこたえた、有難う。」


マシラン「陛下、救援有難う御座います。ヴァルキリー達に助けられました。」


「うむ。ヴァルキリー達にオーダン軍を任せた。マシラン軍と魔法兵団は、スクルド達を支援してくれ。」


マシラン「承知しました。」


マシラン軍と魔法兵団は戦える者で再編成。


負傷し戦闘不能になった者は後方に撤退するよう、マシランが指示を出し始めた。


さて、ベヒモスはどうなっているかな?


迎え撃つは樹海地域の精鋭達。


デステル伯爵。

不死王ルシーの紹介で樹海帝国に来た。元死神で堕天使サリエルに進化した。死神の骸骨顔が天使に変わった。


長い黒髪。真紅の目。黒いローブはそのまま。手が、足が人間ののものに変わる。黒い革手袋。黒いブーツ。

何よりも目立つのは、三対六枚の黒い翼。構えるは死神の大鎌デスサイズ


リガント将軍。

元蛇王国の将軍。リザードマンから悪魔ゼパルに進化した。


真赤な悪魔。赤い全身鎧。赤い一対二枚の翼。赤い大剣を中段に構える。


リガール副将軍。

リガント将軍の息子。リザードマンエンペラー。


右の黒目、左目は魔眼が憑依しているため赤目のオッドアイ。魔眼のスキルで宙を飛び、大剣を構える。


ゴブ2副将軍。

ゴブリンエンペラー。エンペラー種の身体能力で跳躍し大剣をベヒモスに振りかざす。


ベヒモス。

巨大な魔獣。魔法も物理ダメージも寄せ付けない硬い皮膚。凶悪な角。鋭い牙、爪。


押さえていたマシランが撤退し、自由となった魔獣は暴れ始めた。


迎え撃つ四聖獣の一角朱雀。


堕天使サリエルのデステル伯爵。


悪魔ゼパルリガント将軍。


リザードマンエンペラーのリガール副将軍。


ゴブリンエンペラーのゴブ2。


朱雀の極炎がベヒモスの周りを焼き尽くす。


ベヒモスは炎に動じず、極炎のなかを進む。


ゴブ2が跳躍し大剣を上段から降り下ろす。


ベヒモスは大剣を気にせず、爪でゴブ2を払う。


ゴブ2は空中で方向転換出来ない為、爪が直撃。


ゴブ2は払い飛ばされ地面に激突。


手足が変な方向に曲がって爪の傷跡が大きく残り血が流れる。


エンペラー種の驚異的な回復力で手足が傷が治っていく。

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