第80話 VSガラード王国(その3)

さて、勅使と男爵を返却しに首都に行こうかな。

首都は行った事が無いので、転移が出来ないから、空から行こう。


「リザ、ドラゴンになって首都近郊まで乗っけてね。」

「分かりました。」

リザはエンシェントドラゴン形態になった。


俺とハピ、ルシーはリザに乗り首都に向かう。

多分コボミとスパも、見えないけど隠蔽して乗ってるはず。


ガラード王国首都の近くに着陸した。

ここから歩きだ。


ガラード王国首都ガドリア。

高い石造りの城壁。

正門前。

首都に入る大勢の人達の長蛇の列。


「これは、並んで入るのはめんどいな。」

ルシー「正門前ここにいる人達を全員吹っ飛ばしますか。」

「ダメダメ。関係ない人を攻撃するのは俺の良心が許さない。」

ハピ「んじゃ、全員眠らせましょ。」

「それもやだなぁ。」


「ん~。ちょっと横から行って、門番だけぶっ飛ばそう。」

ハピ「あんま変わんないじゃん。」

「全員と門番だけは大違いなの!」


なんて言いながら列を抜け、門番のところに向かった。

どこかの商人が門番と話をしている横に歩いて行く。

並んでいる人「おいおい、横入よこはいりするなよ!こちとら朝から並んでるんだよ!」

と言う人を無視して商人に

「ちょっとごめんね。」

と言って。


ムラマサを抜刀すると門番を峰打ちで吹っ飛ばす。

俺に文句を言った人、商人は大きく目を見開き驚き固まった。

そして我知らぬ顔になって明後日あさっての方を向く。


他の門番「どうした!」

他の門番達が槍を構えて走ってくる。

何処の門番も定番は槍だね。


走ってくる門番達を片っ端から、有無を言わせずぶっ飛ばしていく。

リザが、ルシーが、ハピが殴る、蹴る。俺の峰打ち。


門番達を全員ぶっ飛ばした後、門の中に入る。

歩き始めると衛兵達が集まって来た。

「さすがに首都は警備がしっかりしてるね。

スパ、王宮に案内して。」

スパ「承知しました。先導します。」


衛兵達に、スラオの雷撃。

俺の峰打ち。

スパが、リザが、ルシーが、ハピが殴る、蹴る、投げる、踏みつける。

次々と倒しながら王宮に向かう。


王宮の前では衛兵、騎士達が集団で待ち構えていた。

弓を引いて待っている弓兵もいる。


衛兵隊長のような、対格がガッシリした長身の男が「お前達は何者だ!」と叫ぶ。

歩みは止めず俺達は歩いて行く。

「樹海の王だ!

貴国の宣戦布告を受けた。開戦だ。」


衛兵隊長「矢を放て!」

矢が雨のように降り注いだ。

スラオのウィンドバリアが矢を防ぐ。

歩みは止めていない。

どんどん近づく。


ルシーが杖を異次元から出した。

ルシーも異次元使えるんだ!

流石さすが不死王。


ルシーが杖を横に薙ぎ払う。

魔力の塊が荒れ狂う。

王宮前の衛兵や騎士達は全員吹っ飛んで、起き上がれない。


閉じていた王宮の門も壊れていたので、そのまま王宮に入っていく。


王宮の中では近衛兵達が待っていた。

近衛兵の中央で一人の男がロングソードを構え声をあげる。


アバンニ「俺は剣聖アバンニ!

一騎打ちを所望する。」

「断る!」

俺は立ち止まらずそのまま進む。


ルシーが再度杖で薙ぎ払う。

近衛兵達がルシーの魔力で吹き飛ぶ。

アバンニのみ吹き飛ばず何とか留まる。


俺はアイの石化を発動。

吹き飛んだ近衛兵達が石化する。

アバンニは剣を目の前で横に構え、目を隠し石化を防いでいた。


アバンニは縮地で間合いを詰めると袈裟斬り。

リザが、アダマンタイトの盾で防ぐ。

と同時に俺がムラマサの峰打ちで横に薙ぐ。


アバンニは吹き飛ぶ。

スラオが雷撃で追撃。

アバンニは気絶した。


「スパ、国王まで案内宜しく。」

スパ「承知しました。」


次々に現れる近衛兵達を妻達が吹き飛ばしていく。

その裏側では、正門から王宮の中までガラード王国諜報部隊『闇の風』が、俺達を暗殺しようとあの手この手で攻撃しようとした。


その攻撃をコボミとスパがことごとく阻止し、『闇の風』の部隊を倒し、コボミの闇魔法で影の中に収納されていた。


スパは案内しながらその事を報告する。


「なるほどー。見える敵だけじゃないんだね。」

流石王国だ。


スパは俺達を謁見の間に案内した。

俺は謁見の間の扉をける。

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