第50話 VSオーク軍(その1)

オーク軍が出撃。その数1万。

小蜘蛛達の情報念話で状況確認。


予想通りオークの集落に向かって来た。集落のオーク達は、ダンジョンに待避。籠城した。


オークA「集落がありません。」


集落はダンジョン地下2階に移動し、

地上の集落跡は草原となっている。

オークキングA「どうなっているんだ。」


草原の中央に地下に延びる洞窟の入口がある。


オークキングA「あの洞窟を調べろ。」

オーク軍から10人程度、洞窟に進入。


洞窟はダンジョンであちこちに罠を仕掛けている。

探索スキルのないオーク達は、面白いくらい罠にかかっていく。


落とし穴、落ちた下には槍があり串刺しになる。仕掛け床を踏むと右や左から矢が飛んでくる。別の仕掛け床を踏むと天井の岩が落ちる。


一人のオークが命からがら洞窟から戻る。

オークA「洞窟の中には罠があり、私以外全滅しました。」


オークキングA「むむ。中に隠れているのだろう。大勢で一気にいけ!」

オーク軍が100人が洞窟に進入する。


罠に掛かって次々と死んでいくが死体を乗りこえ。

擦れ違い出来ない広さなので、字の通り、死体の上を歩いて前に進んでいく。

洞窟に進入したオーク軍は、いつのまにか半分以下になっている。


暫く進むとT字路になっていた。

洞窟にはゴブリンの兵士を配置していた。

ゴブリンA「来た来たw」

ゴブリンAは体勢を低めに槍を構える。後ろからゴブリンBが弓を引く。


T字路の別れ道まで進むと左右から矢が飛んできて。

槍で左右から突き刺される。


死体を引きずり寄せ、次のオークが進むと、また矢と槍が左右から突き刺さる。

一人しか通れない広さなので、絶えず4対1での戦いを余儀なくされるため、オーク軍はそれ以上進めなくなる。


オーク軍の一人が洞窟から戻る。

オークA「罠で半数以上戦死しました。奥にはゴブリンがいて、T字路で迎撃されて、それ以上進めません。」

オークキング「むむ。仕方がない、他の集落に進撃しよう。洞窟から戻るように伝えろ。」


ヒナ「ダンジョンの真価がやっと発揮できたわ。」

アリア「たった4人で100人を撃退出来るなんて凄い。」


「まあ、交替要員もいるので、3交替で実質は12人だけどね。そこを突破されても、まだ罠や迎撃箇所も複数用意しているで、人数はもう少し多い。」


オーク軍が進撃していくが、オークの集落はどこも同じだったため、本隊に戻っていった。


洞窟地下に待避していたオーク達は、1万のオーク軍が退却していくのを、眷属念話で見ており、大喜びだった。


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その後、オーク軍はオーク以外の種族にも出撃。

コボルト、ゴブリン、ダークエルフの集落は、オークの集落と同じ状況だったため諦める。

小人、獣人の集落に襲撃を開始した。


小人は妖精とともに籠城し対応、妖精の結界で何とか持ちこたえている。


獣人は野戦で挑むが、大惨敗し撤退。

樹海にちりじりに逃げてゲリラ戦に切り替えた。


蛇王「婿殿、儂は暇だぞ。このまま、亀の様に洞窟に引っ込んでるのか?」

「そろそろ少し反撃しますか。」


ライゾウ「俺も参加するぞ。」

「ライゾウ帰ってきたんだね。精霊はどうなった?」


ライゾウ「保護して精霊の泉に案内したよ。」

「ありがとう。戦いに参加してくれ。」


希望者を募り、ゲリラ戦に乱入する事にした。

小蜘蛛の監視は今や樹海中に張り巡らしており、オーク軍の行動は手に取るように把握している。

また、ダンジョンの出入口も、あちこちに準備している。

上記前提で少数で行動しているオーク軍の探索隊、獣人を深追いし少数になった隊等を奇襲するため、確実にオーク軍を倒していく。


オーク軍は日に日に人数を減らしていく。

5万のオーク軍からすると微々たる人数だけどね。


オーク軍の戦力強化の目的は阻止している。


逃げる獣人を助けた際、何人か獣人の有力者と知己を得た。

その中で象の獣人ガネーシャは獣人国の伯爵で、獣人国内でも大変力があるようだ。

現在彼は部下とともにダンジョンに避難している。

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