魔物使いの異世界大陸平定記

第37話 蛇王リザルド

戦力増強の状況は・・・。

コボルトの集落は、全集落傘下に入りました。

パチパチ。

しかも全員コボ１の眷属になったよ。

さすがコボルトジェネラル。

ただし、非戦闘の子どもや老人も多く、兵数は２０００。

オークの集落は、ゴブリンの集落と隣接している集落のみ傘下に入る。

全員オク１の眷属になっているが、兵数は１００。

小人と妖精は、様子見。

被害が少なく危機感があまりないらしい。

共闘は理解出来るが、群れの意志統一に時間がかかる。

と言ってるらしい。

ダークエルフは意外に１０００人戦いに参加してくれるそうだ。

助かります。

スライムは１０００匹、

リザードは１０００匹、

フライングアイは１０００匹、

蜘蛛系は２００匹、

ステュムパリデス２００羽、

キラーマンティス５０匹、

キラービー２００匹

俺が新規でテイムした１００匹、

それぞれ眷属になった。

アキート＋使用人、獣人、小人は戦力外として・・・。

うちの戦力は、１３８

人間８人（俺とアリアの傭兵団７名）

ラミア１人、

ドリアード１人、

サンダーバード１羽、

妖刀１本？

吸血鬼１人、

コボルト５匹、

ゴブリン４匹、

＊敵と間違えないよう、全身黒のフルプレートアーマー着用。

スライム１匹、

ドラゴン１匹、

蜘蛛１匹

キラーマンティス１匹、

アルミラージ１匹、

エリュマントス３匹、

ステュムパリデス５羽、

キラービー１０１匹、

ハーピー１羽？、

リザードマン１匹

全員で約７０００。

後は蛇王に期待だ。

３０００の兵数が出撃してくれれば同じ数だ。

参戦する者達はダンジョンに入ってもらってＤＰを溜めましょう。

コボルトとオークは集落ごとダンジョンになってるしね。

さて、蛇王の湿原に行きますか。

元奴隷のリザードマン、名前はリーブル。

先行で蛇王の湿原に訪問。

謁見のお願い、日程調整等をして貰っている。

蛇王側より謁見許可の連絡があり。

いよいよ謁見だ。

何か緊張するね。

ハク「気軽に行って良いのに」

「ん？何か恋人の父親に挨拶に行く様な、違う緊張もしてきたぞ。」

ハク「えへへ。」

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一緒に行くのは、

ハク、レイ、スラオ、リザ、ライゾウ、ムラマサ、スパと、コボ１、オク１、ゴブ１に黒のフルプレートアーマーを着せて同行させる事にした。

アイはもう俺の目だから人数に入れない。

ハク、レイはドレス、リザは白いの鎧で人化形態で謁見の予定。

ライゾウは体長50cmぐらいになってもらった。

スラオは、俺の鎧下で護衛。

ハクに案内してもらい、

リザ、ライゾウの最大サイズに

皆で分散騎乗し飛んで行く。

蛇王の城、城門前に到着。

それぞれ謁見の形態に変化。

城門前にはリザードマンの２匹が槍を持って門番をしていた。

ハク「おはよう。」

門番「ハク姫、お待ちしておりました。どうぞお通りください。」

「そう言えば、人化してるけどハクって分かるんだね。リーブルもすぐ分かったし。」

ハク「魔力の質が違うんだよ。」

「そうなんだ。」

アイ（そうです。個体によって魔力の質は異なります。）

久しぶりにアイの念話を聞いた。喋るのが上手くなってる。

「一旦控え室で待ってて、呼びに来るんじゃないんだね。」

ハク「外部の人はそうだけど。身内だしね。」

「武器を預けないのも身内だからかね。」

ハク「それもあるけど、全く脅威に感じてないんだよ。」

「うへ～。この戦力でもその程度なんだ。」

なんて話をしながら歩いてると、謁見の間の扉前に到着。

ハクは気軽に扉を開けると中に進んでいく。

その後をついていった。

ハク「お父さん、ただいま。」

謁見の間の中、中央に４０代に見える優しそうな男が立っていた。

左右壁際にリザードマンや見たことのな魔物の兵士達が並んでいる。

ハク（お父さんは人化してるけど、バジリスクなんだよ。）

（おお！そのうちバジリスクの形態も見たいね。）

蛇王「ハクお帰り、婿殿が人間と聞いて人化して出迎えてみたよ。

ヒロト殿、儂が蛇王リザルドだ。宜しくな。」

婿？あれ？リーブルどんな説明したんだ。

ハク「エヘヘ。」

ハクは照れている様子。

ん？ハクの仕業か！

（ハクさんや、結婚に否はないけど、後で説明だぞ！）

ハク（は～い。）

「蛇王様、挨拶が遅れました。ヒロトと申します。この度は・・・。」

蛇王「良い良い、みなまで言うな。ハクとの婚約を認める。そして５０００の兵を派遣しよう。」

「有難うございます。」

おお、何の問題もなくすんなり決まったぞ。

蛇王「それにしても、この短期間でハクは目覚ましく成長しておるな。婿殿のスキルかな？」

ハク「そうなの。ヒロトの眷属になると、あっという間に成長するんだよ。」

あれあれ、ハクさん眷属は不味いんじゃない？・・・

蛇王「ほほう、それは良いなぁ。」

ほっ、娘が眷属になっても問題ないらしい。

蛇王「リガント将軍！」

リガント「は！ここにございます。」

大柄のリザードマンが蛇王の前に進み出た。

歴戦の雄。左目に傷がある。

全身鋼の様な筋肉質の体格。

全身に古傷が見え隠れしている。

蛇王「お主の息子を一人、婿殿の眷属とせい。」

リガント「は！承知いたしました。」

リガント「息子達をここに呼べ。」

リガント将軍は、近くのリザードマン兵に指示した。

時をおかず、リザードマンが３匹、謁見の間に入ってきた。

リガント将軍の息子「蛇王様失礼します。父上ただいま参りました。」

リガント「うむ、此方（こちら）の方はハク姫の婿殿であるヒロト様だ。その方、ヒロト様の眷属になるが良い。」

リガリア「ヒロト様、私は将軍リガントの長男リガリアと申します。蛇王様と父上には申し訳ありませんが、お断り致します。」

リガント「なに！」

リガリア「私は自分より強い者の配下になりたいのです。」

あらら、勝手に配下に誘って断られちゃったよ。

俺の意見は聞かないのかね。

まあ、気分は良くないけど、フォローしてあげましょうか。

「確かに私自身は強くありませんし、お気持ちは理解出来るので結構です。」

リガント「むむ。」

リガール「私はリガントの三男、リガールと申します。ヒロト様、私を眷属にしてください。」

「リガールさんは自分より弱い者の配下になっても問題ないのですか？」

リガール「失礼ながら、ヒロト様の個人の実力は低いかもしれません。しかし、ヒロト様は魔物使いと聞いております。

剣士は剣を使ってこその実力であり、剣を持たない実力は意味がありません。

魔物使いは配下の力も実力のうち。

本日お側におられる配下の方は、いずれも一騎当千の方々であるのは明白。

ヒロト様の配下になる事になんの問題もありません。

ましてや、ハク姫の婿様であられますので、喜んで盾となりましょう。」

うん、この人、魔物使いを分かってるね。

「そんなに丁寧な口調じゃなくて良いよ。リガール、宜しくね。」

蛇王「良し良し、リガント！リガール！５０００の兵を連れて婿殿のもとへ向かえ！」

リガント「は！承知いたしました。」

蛇王「婿殿は魔族との初めての戦争だからのぅ。リガントの経験が役に立つであろう。」

「有難うございます。」

ん？魔族との戦争？後でリガント将軍に聞いてみよう。

戦力は何とかなりました。５０００多いし。