第35話 拠点の充実化
拠点に戻ると、見知らぬ女性が抱きついてきた。
金髪、青い瞳。切れ長の目。
鼻筋の通った美しい顔立ち。
身長は大きく180cmぐらい。
小顔でモデル体型?
でも筋肉ありそう。
リザ「ヒロト様!リザです。お帰りなさいませ。」
「リザかい!ドラゴンに進化したら人化も出来るようになったんだね。言葉も
リザ「はい!次にどこかに行くときは御一緒させてください。」
「勿論だよ。俺のメンバーだからね。ごめんよ、人化出来るなら町に連れていっても良かったね。」
「さて、ハクさんや、姫の話を教えてくれ。」
ハク「たいした話では無いんだけどね。」
ハクは人化して話始めた。
ハク「樹海の西に湿原がある話は前にしたんだけど。
蛇王の湿原と呼ばれていて、蛇王が治めているんだ。
私は蛇王の5番目の娘。
蛇王の湿原は樹海の1/5ぐらいかな。
樹海に比べると小さいけど。
樹海が異常に大きいので、そこそこの領地らしいよ。
外は危険だからといって、出してもらえなかったんだけど、
頑張ってレベル30になって、めでたく外出許可がでた。
父が過保護なので、出来るだけ身分を隠して、
父の影響が無いところで過ごしたかったんだ。
旅に出てすぐヒロトを見つけたんだよ。
か弱くて、危なそうで、助けてあげなきゃって思ってたけど、
あっという間に私より強くなったね。」
「いやいや、ハクのほうが断然強いでしょ。
俺は仲間の力を借りてるだけだよ。
そうか。本当に姫だったんだね。」
その日は夜も遅かったので、すぐに寝ました。
そして次の日。
新しいメンバーにも仕事をしてもらって、拠点の充実を目指そう。
ヒナに元奴隷メンバーの状況を確認とこれからの仕事を指示。
獣人はヒナのモフモフ要員だそうだ。
幼児だから仕事はしない。
一生懸命遊ぶのだ。
ドワーフ10代、60代の2人は、
ヒナのダンジョンスキルで鍛冶施設と鍛冶道具を作って貰い。
仲間の武器や防具の整備調整等を始めたらしい。
追加で今まで倒してきたゴブリン、盗賊、冒険者達の武器と防具、魔物の素材を渡して、整備調整、改造、使えないのは潰して新規作成を指示。
20代のドワーフは、
酒を作りたいそうなので、ヒナとアキートに協力を依頼。設備はヒナ、材料はアキート。
ドワーフは、
樹海北の古龍山脈の東側鉱山にある集落の出身。
エルフとは仲悪し。酒好き。
小人の料理おばさんは、
(もうめんどうだから料理おばさんと呼ぶことにした。)
みんなの食事を任せるとともに、ヒナと協力して日本のメニューにも挑戦。味噌、醤油等は初めはダンジョンポイントと交換するがゆくゆくは自前にする予定。
朝昼番の料理は、一人ではきついので、アキート商会の使用人にも手伝って貰う。
このおばさんの料理は絶品だったよ。
料理スキルは伊達じゃないね。
小人の裁縫おばさんは、
今まで倒してきたゴブリン、盗賊、冒険者達の服を洗濯、改造、修理して仲間の服を作る。
スパ1と組んで土蜘蛛糸や小蜘蛛糸を使った布の作成と服の作成をしている。
小人の大工のおっさんは、
家具やみんなの部屋等を作成、修繕。
小人は樹海北西部にある集落出身。
樹海北西部には、妖精の集落もあるらしい。
ダークエルフは、
各種素材を使用して、ポーションの薬系や魔道具などの作成。
ダークエルフは樹海西に集落があり、エルフと敵対している。
精霊契約はしておらず、闇魔法に特化しているとのこと。
傭兵団とリザードマン、既存の仲間達はレベ上げと狩り、各種素材を採取。後はアキート商会の護衛だね。
コボミは、闇魔法の影収納を使えるので、狩りの合間に魔物を捕獲し地下2階に放逐。魔物の養殖?実施中。
スパは同族眷属化スキルを取得。
蜘蛛系の魔物を眷属化出来るようになったので眷属を増やすよう指示。
新しく眷属になった
並行して小蜘蛛達を樹海に放ち、情報収集に努める。
アキートと商会の使用人は、
ガリア町を避けて、こっそりガル村や隣のゴル村、グル村、隣の国に行って商売継続予定だ。拠点にある余分な魔石、素材、武器、防具、酒、料理、服、家具、薬、魔道具にキラービー蜂蜜も売って貰う。
深淵の樹海の魔石や素材がガリア町で品薄の為、大繁盛らしい。
ダンジョンのDPも、毎日黒字になっているようだし、生活環境も向上してきた。
人が増えたら農業や牧場もやりたいね。
ダンジョン温泉を作成したので、みんな毎日温泉に入って毛並みもきれい、野良の魔物とは比べられない、サラサラモフモフだよー。
俺達も狩りとレベ上げ、素材採取。
狩りの後の温泉は最高ー!
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