第29話 ガリア町(その1)

盗賊のアジトから野営地に戻ってきたら、アキート達が起きて待っていた。

アキート「お疲れ様です。怪我が無いようで、なによりです。盗賊のアジトに盗品はありましたか?」

「ありましたよ。」


ハクの異次元収納から盗品を出して、アキートに確認して貰う。

アキート「おお、装飾品や武器、防具等、高く売れそうな物が多いですね。」

「それは良かった、ガリア町に行ったら買い取ってください。」

アキート「勿論です。」


盗品を異次元に収納しながら、

「盗賊も7人連れてきたので、ガリア町に引き渡します。」

アキート「それは良いですね。」


「ところでアキートさん、盗賊のアジトで捕らえられていたハーピーを助けたのですが、ハーピーの服はガリア町で売っていますか?」

裸のハピを召喚した。

ハーピーは羞恥心が無いらしく裸でうろうろしてる。


アキート「ああ、アキート商会で売っていますので、ガリア町に行ったら服を合わせましょう。」

「お、良かった。宜しくお願いします。」

ハピを送還した。



周辺警戒中のコボ1が近付いてきた。

コボ1「ヒロト様、お疲れ様です。」

「ご苦労様。警備はどうだった?」


コボ1「問題ございません。周辺警戒中に近付いて来た魔物達を解体しておきました。」

見たことがないコボルト3匹が魔石、皮や牙、角等の素材、肉、骨を持って来た。


コボ1「この者達は周辺警戒中に近付いて来たので、眷属にして警戒を手伝わせています。」

「お、おう。ご苦労。ヒロトだ宜しくな。」

コボルト達「名前はありません。宜しくお願いします。」


アキートがコボ1が持って来た魔石等も見て興奮していた。

アキート「おお!この魔石と素材も是非売ってください。」

「はい。お願いしますね。」

コボ1達が持って来た物もハクの異次元に収納した。


「コボ1、そのまま朝まで警戒して貰っていいかな?」

コボ1「問題ございません。継続して警戒します。」


コボ1、コボ2とその眷属達にそのまま警戒してもらって寝た。

今日も色々ありすぎ!

疲れたよ~。



野営地の朝、コボ1、コボ2とその眷属達も含めて、昨日の夜に解体した肉を中心に朝食として、皆で食べた。


その後、コボ1、コボ2とその眷属達を送還。


野営地を出発。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

町に着く直前に盗賊を異次元収納から出して縄で拘束。

念のためライゾウも送還した。


ヒナが町に行きたがってたので召喚し一緒に町に向かう。


少し進むと町が見えてきた。

高い石の壁、大きな門。

町の中はあまり見えない。


門の前の行列に並ぶ。


ヒナ「町に行ける日が来るなんて夢のようだわ。」

「洞窟で貧乏生活おくってたもんね。」


ヒナ「うんうん、これから異世界生活をエンジョイするのよ。」

「あまり期待しない方が良いよ。」


鎧を来た衛兵が2名、槍を持って門番をしている。

村の門番より装備が充実している。


アキートが馬車を降りて門番と話をし始めた。

俺とヒナについて説明している。


アリアとレイクは傭兵ギルドの身分証明、アキートは商人ギルドの身分証明があるため無料で町に入れるが、俺とヒナは有料になるらしい。


俺とヒナの分はアキートが支払ってくれて、無事町の中に入って行く。


町の中は、石造りの建物や木造の建物が混在していた。


石が敷き詰められたメインの道は広く、馬車が余裕ですれ違える。

馬車や人が多く行き交っている。


「レイク、アリア、盗賊を衛兵詰所に連れていく件だけど、褒賞金と奴隷の売買の代金を半分あげるから、行ってくれないかな?」

レイク「半分!それは貰いすぎだ。」


「この世界の事をあまり知らない俺が行くと、揉めそうな気がするので、是非お願いしたい。」

アリア「連れていくのはなれてるから、全く問題無いけど、半分は多いです。」


「レイクとアリアの傭兵団は、今回仲間が亡くなって、先行き不透明なんでしょ。今後の事も考えてお金は持ってた方がいいよ。俺は魔石や素材が腐るほどあるから大丈夫だよ。」

アリア「いいのですか?貰えるなら嬉しいけど。」


「いいのいいの。頼むよ。」

レイク「有り難く受けとるよ。有難う。」


アリアとレイクは嬉しそうに盗賊達を連れて詰所に向かった。


ヒナ「奴隷!奴隷もいるんだぁ。さすがファンタジー!後で見に行こうよ。」

「購入しないよ人手はいっぱいいるし。」


ヒナ「え~、購入しようよー。獣人とかモフモフしたいよー。」

「しょうがないな~。可哀想になって助けたくなるからあまり行きたくないんだけど。」


盗賊達はレイクとアリアにお願いして、俺達はアキートと商会に向かう。


アキート商会は3階建て石造りの大きめの建物だった。

アキートが馬車を商会の馬小屋に置いてきて、一緒に商会に入る。


アキート「ヒロト様、始めに買い取りでいいですか?」

「うん、お願いするよ。」

アキート「では、倉庫に案内します。」

アキートについていくと、1階の倉庫に案内された。

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