第101回:音楽を切り離してリズムゲーム題材は出来ないか?

自問自答っぽいタイトルですよね。ある意味で補講ネタですが。


・音楽を切り離せないのか?

 格闘ゲームで格闘の部分を切り離すと本末転倒ですよね。格ゲーを観戦したり格ゲー実況を題材とした実況者物でも、対戦格闘ゲームが題材なので数パーセントでも格闘の部分に触れないといけないでしょう。FPSやスマブラ、バーチャロンのようなゲームであれば格闘技に触れなくてもいいかもしれませんが、それでは普通に格ゲー題材ではないですよね? その場合は単純にゲーム物と言う扱いにするべきでしょう。


 それが一番顕著なのはカードゲームアニメですよね。世界の命運を決めるのはカードゲームです。販促も兼ねているので、このエピソードではデュエルはやらないという話でも……オープニング(アニメにおけるOP)等で触れられます。

(そうしないと、逆販促アニメになってしまいますので)


 では、本題に入りましょう。リズムゲームで音楽に触れないのは上記の格ゲー事例と同じになってしまうのか? 結論から言うと、その通りです。音ゲーの楽曲をバックに流しただけでは話として成立しにくいでしょう。この楽曲が音ゲー発で「これをきっかけにして」話が動くかもしれません。音楽ゲームに関して言及がなかったとしても、インターネットで楽曲を調べていたら音楽ゲーム由来である事が判明するかもしれません。実際、BMS楽曲は他の音ゲーには収録されていたとしても元原作がどの機種かと言うのが分からない人も多いですよね?


 リズムゲームは、やはりというか音楽とゲームのどちらかが書けてもジャンルとしては成立させにくいのです。おそらく、アイドル物の延長で出来るのではないかと考えて、ゲームパートで苦戦する人はここが理由でしょう。自分の場合はゲームの要素は設定が出来ていても、音楽の方が弱いのかもしれません。それではバランスが悪いと言わざるをえません。


 それを踏まえて、リズムゲーム物で必要なのは「リズムゲーム」として成立させる事なのです。丁度、『オンゲキ』のあらすじはいかにもリズムゲームの延長にもみえますよね? つまり、そう言う事なのです。

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