第34回:その情報は真実ですか?(前作の補講)
前作で「ノンフィクション気味な演出をしたバラエティーが悪い。小説ではそんな事はないだろう」と言う事で、小説では何を書いていいのか……と言う事に少しふれました。フィクションなので何を書いてもありと言う時代も終わっているとも明言しております。
・あたかも本物に見えてしまう罠も
近年に「スマホ」で出来る事が増えてきました。電子マネー決済、イベントのチケット発行等もスマホで行えますし、将来的には何でも出来てしまう可能性もあります。しかし、だからと言って「あたかも現実のスマホで同じ事が出来る」ような小説を書くとどうなるでしょう? その情報に踊らされてSNSが炎上することだってあるはず。スマホは魔術書ではありませんし、これがなければ何もできなくなるような時代にもなっていません。
ネタ動画で「新型スマホに脆弱性が発見された」と言う事で、スナイパーライフルの狙撃に弱いという動画があったりもしました。ネタをネタとして捉えれば「ああ、これはネタだな」と割り切れるでしょう。しかし、ネタとして割り切れない人は本気で、それこそスマホを使ってSNSで炎上をさせるのです。
一番分かりやすいのが、ピクシブやニコニコ静画等で投稿されている二次創作イラストですね。公式と誤認する様な作品に「野生の公式」とか「野生の○○」みたいなタグが付けられる事があります。小説の場合はどうでしょう? さすがに該当タグが付けられているようなケースはないと思いますが、中には「これが公式でいいよ」みたいなニュアンスのタグが付けられている事もあるかもしれません。何を言いたいのかは、お察しくださいの方向でお願いします。
情報が真実であるかどうかを調べ、確かなソースを参考にすることは一次創作でもやる事が同じです。まとめサイト等のフェイクニュースを参考にして迂闊にも炎上してしまう作品を作らないように注意してください。
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