第17話 海軍豆知識

お父さんお母さんへ。


お子様に読んで聞かせる前に、ここを先に読んで海軍の知識を知っていてください、そして必要に応じてお子様に説明してあげてください。

お願いいたします。


軍隊とは


太平洋戦争時には海軍と陸軍の2つがありました。

そしてそれぞれに今の「空軍」にあたる「航空隊」と言う飛行機の部隊がありました。


戦争当時の構成人数

陸軍が約6,000,000人

海軍が約700,000人でした。


艦船の種類


海軍で戦争時に使われた艦船には大きく分けて5種類あります。


「戦艦」

戦艦は開戦当時12隻ありました。


「大和、武蔵、長門、陸奥、伊勢、日向」などでそれぞれが昔の日本の国の名前がつけられました。


「空母」

空母は飛行機を乗せて甲板から発進させることができる上部が平たんな艦です。


「飛竜、蒼龍、太鳳」などのように空を駆ける縁起の良い動物が名前につけられました。


「巡洋艦」


巡洋艦は攻撃力が戦艦より劣るけれども足が速い船です。

排水量の大きい巡洋艦と小さな巡洋艦の2種類に分けられます。


大きいタイプは「重巡」と言って「愛宕、摩耶、高雄、羽黒」などのように山の名前がつけられました。


小さいタイプは「軽巡」と言って「利根、鬼怒、長良、大淀、加古」のように川の名前がつけられました。


「駆逐艦」

駆逐艦は足が速い船で、相手に近づいて主に魚雷を使って攻撃をします。

また潜水艦に対しては爆雷を海中に投下して攻撃をかけます。

任務は味方の戦艦や空母を護衛することです。

名前は一等駆逐艦は「雪風、冬月、涼月、霞」など天候や気象をつけました。

二等駆逐艦は「竹、松、楓、檜」など木や植物の名前をつけました。


「潜水艦」

潜水艦は海中から魚雷で相手の艦船を攻撃します。

アメリカ軍は軍艦よりも輸送船舶に攻撃の重きを置きました。


『飛行機』


「戦闘機」

相手の戦闘機と戦います。

スピードや旋回性能に優れています。


「爆撃機」

相手の艦船や陸上の施設に対して上空から爆弾を投下する飛行機です。


「雷撃機」

相手の艦船に対して水面近くから魚雷を投下する飛行機です。


「偵察機」

攻撃を目標とせず、相手の上空を飛び敵情を知らせる目的の飛行機です。


『大砲』

「主砲」

主に遠距離にある大型艦船相手に使う武器です。

大和の主砲は世界一で砲の直径が46センチ、45口径。

打ち出した砲弾の飛距離は42,000メートルと大きさ、飛距離、破壊力が世界一でした。

現在各国の核兵器の所有が脅威になっているように当時はいかに大きい主砲を持つかが軍事力の目安でありました。


「副砲」

文字通り主砲の「副的」な存在で比較的中距離の目標物に対して使用します。

大和の副砲は直径が15.5センチ 飛距離は約18,000メートル。


「高角砲」

前述の主砲、副砲は主に艦船相手に使用しますが、高角砲は高い位置にいる航空機相手に使用します。

直径は12.7センチメートル


「機銃」

これは近距離にある目標物に対してのみ使用します。

直径は2種類あって25ミリと13ミリメートル


『階級』

上から

元帥

大将

中将

少将

大佐

中佐

少佐

大尉

中尉

少尉


兵曹長

上等兵曹

一等兵曹

二等兵曹

水兵長

上等水兵

一等水兵

二等水兵







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