飽和勇者~なぜ勇者の敵は勇者になったのか~
森たもり
プロローグ
豪華な部屋だった。
壁は白く塗られ汚れ一つ見つけられそうにない。床も天井からの光が反射してとても綺麗だ。
俺が居るのはそこに敷かれた赤い絨毯の上。
そして目の前には絵にかいたような王様といった格好の人が豪華な椅子に腰かけてこちらを見ている。周りにはテレビで見たことがあるような甲冑を身に着けた人が並んでいた。
まるでRPGの世界だ。と混乱した頭で考える。
そうしてキョロキョロしていると目の前の人が立ち上がり俺に言った。
「すまない」
――これは勇者が魔王を退治した後の物語
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