プレイヤーが見当たりません!
高木コン
始まり
第1話 プロローグ
終電で自宅アパートに帰ってきた。
「クソッ! あのジジイ仕事押し付けやがって!」
先程の会社でのことを思い出してイライラが再燃してしまった。
イライラを発散させるように、パソコンを起動して、ずっとやりたいと思っていたVRMMOのヘッドギアをネットショップのカートに入れて決済した。
今回は二徹くらいで済ませたいと思いながら、そのまま持ち帰った仕事を片付け始めた。
☆
電車は止まらずに済んだものの、嵐でびしょびしょに濡れて気持ち悪いスーツから直ぐに着替えた。
「あぁ……今日も疲れた。ふっふっふ。ついに届いちゃったな~。そうだよ。ポチッたんだよな~」
宅配ボックスに届いていたVRMMOのヘッドギアが入っている箱を見つめながら、先日の衝動買いを思い出した。結局あの時は三徹の手前までかかることになった。
今日も持って帰ってきた仕事をしなきゃいけないが、明日は久しぶりの休みだ。ネットの情報ではチュートリアルは一時間程と書いてあった。
「買っちゃったからにはやりたくなるのが人の
チュートリアルだけ。
チュートリアルだけ。
チュートリアルだけやったら直ぐにログアウトしようと、パソコン経由でLANケーブルを挿してネット接続したヘッドギアを
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