第3話 呼んでないだけど勝手にナビゲーター

 電話の呼び出し音が鳴りすぐに取る

「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃジャーン」と言いながら画面上に小さいさっきの女神によく似た人が映る。

「あんたはハ◯ション大魔王か?ア◯ビ姫か?50年振りの新作放送していたなぁ」

とりあえず、突っ込まないと生きていけない関西人発動。

「白黒も視たこと有る道彦さんなら突っ込んでくれると思いました。女神様がズボラでいい加減なので創造神ハルダーラ様が私に道彦さんの案内するように言われて来ましたので、説明しますね」

それは助かるが、画面の上で浮いているからパネルにおパンツが…見えないだと?

「道彦さん、お約束ですけど謎の光で見えませんよ。アニメ化でもすれば別なんですけどね。それはさておいて、この世界は判っているとは思いますが、剣と魔法がある今まで住んでいた地球によく似た異世界です」

そっかー、じゃあ本の作成チートをやればいいの?死に戻りを繰り返してトゥルーエンドを目指すニートをやればいいの?それとも騎士となって世界を平和にして行けばいいの?はたまた、駄女神とのんきな日常を過ごせばいいの?

「貴方が好きなラノベをいくつかあげているだけのような気がしますが、死んだら終わりなので、出来たら騎士にならなくても良いですから、世界を平和にしてください」

あの超メジャー大作を目指せと言うんですか?どちらかと言うとハーフエルフに不幸と呼ばれる騎士の物語だとしても足下にも及ばないと思いますが…

「いい加減にしないと関係各所からお叱りをうけるので止めておきましょうね」

はい。例を上げたのはまだ1/3以下ですけど全て好きな物語なんで小説コミックス持ってるから仕方ない!

「その話はもういいです、説明に戻りますね。この世界には七つの大罪を冠した魔王が居ますのでそれらをぶちのめして、生きとし生けるものをまともに生きれる世界にして欲しいと創造神ハルダーラ様から言われています」

とは言え、ステータス画面の一部を叩きながらナビゲーター…ナビィと呼ぼう。 に聞いてみる。

「 力のあまり無しは判る。

 素早さのあまり無しはオッサンに速さを求めるのは間違いと思うし。

 賢さのどうだろう?って高卒程度の学力じゃあ底辺なのは判っとるわ。

 魅力 あるわけ無いってイジメか?」

「そのステータスは今後の努力で向上すると思いますよ?」

やっぱり庭で剣鬼相手に稽古して女の子と体操しないと駄目なんかー

「だ・か・ら、アニメ二期が始まった死に戻りの物語を出すんじゃねーって言ってるだろうが!!」

あ、ナビィさんキレた。

「あ、異世界の勇者候補様に怒ってしまいすみません。説明を続けますね。とりあえずこの世界名はハルダーラと言い主神は同名のハルダーラ様です。そして今居るここはガンダーラといい…」

愛の国ーガ◯ダーラー♪

「愛の国ではありませんが、人類至上主義者が作った国なんで人間以外の数多くの種族奴隷が、結構いますが貴方が思うほど悪い状態ではないです。それと思っていること駄々漏れなんですが、ナビィって私の名前?」

うん?思っていることが筒抜けていたかな?まぁいいや。

「名前はなかったので貴方が良ければナビィでいいですが。hey!って言いながら回りを飛び回る妖精ではないし、私はこのスマホ?の上から出れませんから悪しからず」

3Dに慣れなかったゲーム…

あんまり詳しく言うと法務部が黙っていないのでこのくらいで

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