アルバイト先の店長がクソだった

@noritaka1103

第1話

「あー、キミ。受け答えも大丈夫そうだし採用だ。勤務初日に通帳と身分証明書のコピーを持ってきてね。それではよろしく!」

と面接を受けた店の店長から、電話で連絡を貰い、採用された。

店長の第一印象は「ちょっと強面で怖そう」というイメージだった。


勤務初日、緊張しつつ楽しみという色んな感情を抱きながら店のスタッフルーム(面接場所)に入って、その場に居た店員に挨拶し自己紹介。

こじんまりとした小さなお店なので、スタッフルームは激狭。その上、PCなども置いてある為、人の行き違いすら不可能(小柄な人同士であればギリギリかも)。


開店し、数人のお客さんが入店したもののほんの数分で退店。

そこまで、10分以上居るお客さんは滅多に居ない。

それもあり、店内はBGMだけが聞こえるだけで話し声など一切聞こえない。

「今日は、いつも以上に暇だ。何もしないのも、あれだから床掃除でもするか?清潔にしないとお客さんからの印象悪いでしょ?」

と言われ、店長と共に床掃除。

結局、この日はほとんど床掃除で仕事が終了。

「新人さん、今日は全然お客さん来ませんでしたけど普段はもう少し来ます。

ここまで暇な日はあまりないですから。安心して下さい、ちゃんと給料振り込まれますから。」

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