とある国家G

”とある時代"の"とある国家G"では、

今、まさに隣国との戦争が行われようとしていた。



事の発端は、

国家Gの王子の結婚問題。


この王子様には昔からの許嫁が用意されていたのだが、

幼き頃から密かに思いを寄せる女性がいた。


その思いを寄せる女性は"国家G一の美女"と呼ばれており、

国中でも有名な存在だった。


そんな美女の存在をよく思わない国家Gの許嫁は、

権力を使い、美女に罪を着せて国外に追放した。


それを知った王子は共に出ていくと言い、

美女を追っかけて隣国へ向かった。



しかし、隣国のモノはそんな情報を一切知らず、

不法入国だと、国家Gの王子を撃ち殺してしまった。


これをきっかけに隣り合う国は戦争へ突入。



2ヶ月の戦争の末に僅かな差で国家Gが勝利し、

敗戦国を占領する国家改造が始まった。


戦争の発端となった美女は、改めて国外追放とし、

後に敗戦国家へ嫁がせる様に仕組ませた。


国家イチの美女は、こうして隣接国家で結婚し、普通の生活を送る事になった。


この時代のルールにおいて、この美女は全く断る事が出来なかった。

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