"とあるルール"の物語集

南極熊

とある青年A

"とある時代"の"とある国"、


”とある青年A”は毎日6時に目覚まし時計で起きる。


そして低血圧に悩まされる事もなく、朝ごはんを食べていた。


とある日、

とあるテレビで、

”早起きは身体に悪いと言う説”を目にして以来、

目覚まし時計を1時間遅らせて7時にセットした。


そしてとある雑誌で、

"朝ごはんも不要"と目にしてからは、

なるべく食べたく無くなった。


しかし、

”朝7時起き”を始めたその日から、

朝6時59分に母親が起こしにくる。

そしてすぐに目覚まし時計が鳴る。


「朝ごはんも食べなさい」と言われてきた為、

目玉焼きと食パンが用意されている。


その青年Aは食パンをトースターに入れてコーヒーを入れる。


新聞を読んでいたらトースターが少し黒く焦げてしまったが、

それくらいは気にしない性格らしい。


新聞とテレビで最新ニュースを頭に叩き込み、身支度を整えて外出する。


青年Aの毎日はそんなルーティーンにより始まる。


それが青年Aの生きるルールである。

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