尊敬する人
ねもも
第1話尊敬する人
私の尊敬する人は、いません。
「は?」
これを読む人が何人いるのかは分かりませんが、上のように思った人がほとんどだと思います。厳密にいうと、尊敬する人がいないのではなく思いつかなかっただけなのですが、さほど変わりは無いので置いておきましょう。しかし、尊敬する人はいなくても尊敬するものならあります。これなら許して貰えるのではないか、と思ったのですが、この時点で「尊敬している人は?」という質問には答えられてはいないので、許すも何も無いのですが許してください。本当にお願いします。
では、本題に入ります。
尊敬するものは「自動販売機」です。
自動販売機はこれまで日本をはじめとする世界中の人達の喉の渇きを満たしてきました。これだけでノーベル平和賞に受賞されてもいいような功績です。それだけではありません。自動販売機は100円玉を入れるだけで要求した飲み物を数秒で与えてくれるのです。更に老若男女、人種差別をせず、代金を払えばそれに見合った商品を与えてくれます。分け隔てなく全ての人に平等に接してくれる存在なのです。
時々、「お釣りが小銭だらけだ!なんだよこの嫌がらせは!!」と嘆いている人がいます。しかし、あれは嫌がらせではなくちょっとした悪戯なのです。そう考えてみるとお茶目で可愛いやつだと思いませんか?思いませんよね、私も全くそうは思えないです。
世界中の人が自動販売機のような人になれば人種差別やいじめなどの無くなり、素晴らしい世界になると思います。日本史の先生が「人間社会はギブ&テイクだ」と言っていましたがその通りだと思います。
皆さんで一緒に自動販売機のような人になりましょう!!
尊敬する人 ねもも @nemomo8193
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