【完結】キミは絶対に騙される。
宝希☆/無空★むあき☆なお/みさと★なり
第1話
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彫伝(ほった)様へ
前略 お話が書けました。
「文鳥は要りませんか?」というラブコメです。ちょっと文鳥ヲタ過ぎですが、ちゃんと書けたので、コンテストにエントリーしてみます。これ以上は書けないというぐらいボクも頑張ったので、何かにかすらないかなと期待してます。イメージは今※※先生のイラストのイメージです。叶うと良いのですが。
では、また手紙します。fromぽち
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短いメールを書いて、送るのは、私ハチの幼馴染みのポチだ。「書くぞー」と勢いこんで出来た、作品の報告をしている。自信作らしい。『(無事に完成して)良かったね』と伝える前に、文通相手の彫伝さんにメールしている。「私も読んでいいのか?」とポチに聞くと、「明日まで待ってくれたら」読んで欲しい。と、ポチ。理由もわからず、『まぁいいか』と思い、明日を待つことにする。
「今度のは文鳥至上主義な」話なんだ、とポチの興奮はなんとか落ちついた。これ以上話すと『ネタバレ』になるらしい。「ケーキでもゴチしようか?」お祝いにと続けると、『読んでくれて、意見を』くれるだけで良いらしい。だったら、ケーキを食べるのは、楽しいのだが、無理にブタにする事もないと了解の意を記した。そしてあの時、無理にでも読んでおけば良かったと後悔するのが翌日の私なのだ。が、今は知らないので、穏やかに其々の家にインした。
ポチはコンテストの募集要項を見て、不備がないかチェックしている。
それで、問題が無いと、判断したのだろう?彼はコンテストへのエントリーボタンを押した。そして何度も何度も音読をして、更に推敲出来るところがないかチェックした。特に思いつかなかった彼はベットで熟睡した。彼の音読内容を彼のお気に入りの俳優達が、何の意図か?そのまま音読して電波放送してるとも知らずに。
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翌日、よく寝て起きた二人は、一緒に通学する。今日の放課後、一読して欲しいとポチは言った。ので、ハチも頷いた。
と言いながらポチ(推敲しようと別の置場所に置いた)もハチ(充電を忘れたから)もスマホを持ってくるのを忘れた為、クラスの女子達が、なんか、ざわついているのに気がつかなかった。正確には、俳優の金子(にしきど)のファンの匕背ヒロシのファンが、ざわついていた。二人は放課後、一目散に、一緒に帰宅した。 折角だからポチの部屋で読書をする私ハチ。楽しく読めたがラストに可哀想なエピソードが有り、泣けた。少し。と、伝えたら「えへへ」と擬音つきで照れていた。
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