第12話 アメリカのホームレス
精神を病んでいる人がこんなに多くいるのかと思うほど、実際に言葉は悪いが、気が狂ったように空に話しかける人、木に話しかける人、平気で道端で用をたす人などを見かける。
明け方5時に大きな声で目が覚めて窓の外を見ると、男性がまだ薄暗い明け方、意味不明な言葉を叫び徘徊していた。きっとドラッグでもやっているんだろうと思っていた。
実際そうなのかもしれないが、最近ではドラッグなのか、それとも精神を病んでいるのかわからない。
友人が住む閑静な住宅街ですら、先日殺人事件が起きた。
男性が突然人質をとり、立てこもった。駆けつけた警察官が隙をみて男性を射殺した。偶然にも友人がその直後現場を通りかかり、警察官が友人の子供に「お母さんの言う事をよく聞いて、そばから勝手に離れて歩くんじゃないよ」と言われたそうだ。
彼女の自宅付近で最近フラフラと人の家の前を歩いては家の中をじーっと眺める不思議な女性を見かけた事があった。友人に「あの人怪しくない?」と聞くと
「薬でもやってるのかも、ほら、靴、履いてないよ。」
一見普通の服を着た女性だが、靴下はボロボロになり、靴がない状態で歩いていた。
薬が人を廃人にするのか。 何が人をそうさせるんだろう。
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