武装戦姫ワルキューレ Fate

柏木京介

鬼殺し編#1

伊吹美琴は朝が起きるのが早い、学校に行ってる時も、土曜や日曜の日も早く起きる。

彼女は伊吹流の師範の15歳。鬼と戦う宿命を背負った若き少女。

鬼とは、人間の怨恨や憤怒によって心が悪に変化した姿。鬼になった人間は封印をするか殺すかに2択でしか倒せない。だが、殺してしまえば鬼になる前の人間まで殺してしまう為、封印をするのが一般的である。

伊吹美琴は自分の布団を畳み、襖を開けると空からは太陽が顔をだしていた。

少しだけ背伸びをして顔を洗う為、 洗面所を目指す。

???「おはよう。お姉ちゃん」

彼女は伊吹美鈴、伊吹美琴の妹である。歳は13歳で鬼と戦う時は姉の援護にまわっている。

伊吹美琴「おはよう。今日も早いのね」

伊吹美鈴「当たり前だよ、お姉ちゃん。稽古しないといけないもん」

伊吹美琴「別に美鈴はしなくてもいいのよ、私が師範なんだから」

伊吹美鈴「お姉ちゃんに一歩でも実力を追い抜いて、いつかお姉ちゃんの背中を任せられるようになりたいんだ」

伊吹美琴「それは凄く楽しみ」

伊吹美琴は美鈴の頭を撫でる。親が鬼との戦いで命を落としてる為、伊吹美琴は母親の代わりでいつも過ごしていた。だからだろうか、こんな何気ない日常が続けばいいと思ってしまうのは。

しかし、運命の物語はすぐそこまで迫っている。

もうすぐ、もうすぐ、物語は変わってしまう。

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