1日目

「ヴァイスシティへの一歩」


小舟がヴァイスシティへと向かう、乗客はテオ一人だ。わざわざ来るような物好きはそうはいないからだろう、ついたところで衛兵が話しかけてくる。


「〈ビスクーネ渡河許可証〉を持っているか? もっていないなら。ここから引き返した方が賢明だ。この桟橋からそのまま南岸に戻るのなら見逃してやるから、さっさと帰りの船に乗るんだな」


「師匠の仇を討ちとれないで、墓前に参れないのでな、心配は気持ちだけ受け取ろう。

だが、それと別に許可証については興味が湧いた聞かせてもらえないか?」


尋ねれば、“千年の”チェザーリ(エルフ/男/不明)

“紅霞”ナグーザーバラ(ドレイク/男/不明)

この実力者二名が制定した決まり事の一つのようだ。

再びこの川を渡るなら許可証は必須と。


「その許可証はどこかで発行される物なのか?」


更に尋ねれば分かるみたいだな。


「冒険者なら冒険者ギルドで発行してもらうのが、手っ取り早いな、あるいは、チェザーリ様から購入することもできるし、船乗り協会ではビスクーネ河で働く船乗りや漁師に対して許可証を発行している」


ただしと衛兵が前置きをして語るが、許可証発行には条件があり更に所定の手数料を支払う必要があると来たものだ、実際の条件と手数料については

冒険者ギルド、チェザーリ邸、あるいは船乗り協会を訪れて確認する必要がある

更に衛兵は【固定A:新市街地】に「A-3冒険者ギルド〈黄金の盾〉」

【固定B:西街区】に「B-2:チェザーリ邸」があることも教えてくれる。

船乗り協会についてはまったくもって知らない。


「ありがとう有意義な情報、きっと活用する、それじゃあ」


【固定A:新市街地】(一日目12時)


と礼をいってから。現在は【固定A:新市街地】の「A-1:船着き場」か。

現在の時刻は昼の12時と、へぇ逃げ帰るなんてこともできるんだな、さすがにしないけれど。ギルドにいっても今は得はなさそうか? お金ないしミッションを進めていこう。


イ-Bへ移動ここは空白だパラグラフ(何があるか)を決める。


【24:処刑台公園】(13時)

かつては少年少女の遊び場、今となっては遊具に死体が吊るされ人の気配は一切ない、死体には木の板がかけられている。

汎用蛮族語と交易共通語で罪状が記されており。

そのほとんどが「ナグーザーバラへの反逆」だ。


「なんとむごたらしい死体の数々だ、ナグーザーバラという男、侮れんな」


ここではランダムイベントが発生するがサイコロの結果。

5を出すとクライマックスイベントになる。が、結果は3.

貧相な男に100ガメルで買ってくれとガラクタを差し出される

見逃すことは出来ないな、買わせていただこう。

得物獲得決定表を振ると……あ、普及品優美な首飾り(1600G)だ。

そして一時間の消費(14時)

ここでのミッションイベントはないのでパラグラフイベントだが。

スペードの15、ハートの15にチェックがないなら「24-1:石を投げる少女」へと移動


24-1:石を投げる少女


「蛮族遭遇表」で決定する強敵×1組が公開処刑を行っている。

ボルグが一体の様だ、格上だな……

たくさんの野次馬が絞首台を取り囲んでその様子を見つめている。

ナグーザーバラに逆らったという罪人が首を吊る瞬間、人間の少女が石を投げる。

思わず投げたそれは蛮族の処刑人にあたってしまい、蛮族は少女を囲む。

さて、これに対してテオはどう動くか。助けるか、見捨てるか……


1.少女を救え(現在15時)


「待てぃ! 一人の少女に寄ってたかって、みっともなくは思わないか! 暴れたり無いというのなら! このテオフェラトゥスがお相手しよう、いざ尋常に!」


女好きの傾奇者にうら若き少女を見捨てろってのが酷な話、さぁ戦おう! 戦闘開始!


戦闘終了、結果は勝利。少女は冒険者のようで力を持っていたので共闘した。

ファイアボルトの連打で削り、最後は少女が自分で止めを刺した。

またボルグからは戦利品の武器(30G)を手に入れた

戦闘終了後、少女が生きていたことにより更にイベント発生「2.少女のお願い」へ


2.少女のお願い


彼女はリーリャ(人間/女/15歳)で冒険者ギルド〈黄金の盾〉に所属する新米冒険者との事、今回助けてくれたことに深く感謝してくれる。

そのうえで、可能なら〈黄金の盾〉まで護衛をしてほしいと入りされた。

今回の事件で冒険者をやるのが怖くなったらしい


「私には無理でした! 辞めます! ですから、護衛してください!」


「……むぅ、師匠も義を見てせざるは勇無きなりと言っていた、乗り掛かった舟だ、護衛の任受けよう、少しくらいなら師匠も待っててくれるだろう」


そんなわけで、殺人鬼への復讐の前に少女の護衛をすることに。

勿論報酬は貰う、800ガメルが約束された「ミッション07.リーリャの護衛」を受注

更に☆×1を獲得する。


ミッション07 リーリャの護衛 1.導入


しばらくは一緒に戦ってくれる存在かダメージを受けてたし治療しておくか。

光妖精魔法のヒールウォーターを使用して回復。

目指すは【固定A:新市街地】だな。つっても隣だからすぐだけど。


ミッション07.リーリャの護衛 2.【固定A:新市街地】へ到着(現在16時)


もう少しといった所で「蛮族遭遇表」で決定するボス×1組に追いつかれる。

ボスはサーベルフッド×2だ、またサーベルフッド一体には剣のかけらが2個含まれる。リーリャを引き渡すようにとテオに脅しをかけているようだが……


「俺にわかる言葉で話せ! 大方予想は出来る、何も言わず、尋常に勝負しろ!」


テオに出来るのは妖精語と交易共通語、そして魔神語だけ。それでは戦闘開始

戦闘終了、辛勝、欠片入りは手強かった。魔法の自動失敗も痛い。

倒したものの権利として戦利品を貰うとしよう二体なので追加で1時間消費だ。

粗末な武器(10G)以外は得に戦利品は無しか、まだ50分残ってるし、ヒールウォーターを使うとしよう、この後は休息予定だし折角だから少女も回復してあげよう、無事に回復成功っと。


ミッション07.リーリャの護衛 3.【結末】(1時間消費/現在17時)


城壁内に二人で入れたっと。

リーリャは心底安心したように安堵の息をついた。そして感謝を述べる。


「なに、一度ここに戻っておきたかったのだ、案ずるな」


その後、リーリャが〈黄金の盾〉に戻って来る事はないが、生き残ることは出来たのだ。


・ハートの15にチェックを入れる

・800ガメルを取得する

・↑☆×2を得る(現在☆×3つ、5つ集めた時、成長する)


【固定A:新市街地】「A-3:冒険者ギルド〈黄金の盾〉」

「休息・就寝(食事を1時間/睡眠を6時までする/現在時刻二日目6時)」


現在18時、さすがに今日トリシアに会いに行くのは難しい。

冒険者ギルドで一度、休息をとって、十分なMPを確保してから出るとしよう。

ついでに起きた時に色々な手続きを済ませておこう。


作中の割とどーでもいい解説

(優美の特性は価値(普及品とかの部分)を1ランク上の物にする! いっきに小金持ちのチャンスの品に早変わりするのだ)


(ナチュラルに魔物知識判定をせずにデータを参照してるが、これはヴァイスシティをソロでやるうえで技能が足りない事を考えて容認されているただ弱点の適用は本来の魔物知識判定が必要だ)

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