断片的、魔法物語

ネミ

以下、魔法の物語

序章

混沌の終焉

【用語】〝〟に囲まれている。読みは漢音。


 二千年前、秩序なき世界を成す超越的存在は〝〟と呼ばれていた。

 知覚し得ないを用い、成した〝魔術バシュツ〟が叶えるは人の願望から生まれた手段であった。

 天を操り、地を揺らし、人間を超越した化物〝魔物バブツ〟を生んだ。

 人々の願いから成された魔術バシュツが成したは重複し、混沌を成す。

 灼熱に照らされる大地が割れ、降り続く雨は大地を削ぎ、止まぬ雷鳴は人々の心を疲弊させた。

 身近な死から逃れたい人々は平穏な世界を望む。

 人々の前に現れた〝魔導士バトウシ〟はを導く〝魔法バホウ〟を唱えた。

 法はに秩序を与える。

 魔術バシュツの破滅は魔法バホウの存在を証明した。

 混沌期を終わらせた魔法バホウは秩序の象徴。

 魔導士バトウシがもたらした事象無き魔法バホウは英雄譚と共に語り継がれる。


【補足】魔法バホウは間接的に証明できるが魔法バホウ自体を知覚する事は出来ない。

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