第5話心配

レイカが夢中でメールしていると相手からの返信が来なくなった。


時計を見ると二十三時だった。


あぁ、もう寝ちゃったのかな?

そりゃそうだよね。

これからは時間も気にしないといけない。


でも、システムエンジニアでフットサル好きなんてカッコいい。


レイカは、スマホを置くと自分の部屋からリビングに降りた。


「レイ姉、何か嬉しい事あった?」


冷蔵庫の前で牛乳を飲んでいる妹のシズカが聞いて来た。


「まぁ、ちょっとね。」


とレイカは、はにかみながら答えた。


妹のシズカは、高校二年生にして彼氏がいる。

胸が大きくて顔は、レイカそっくりだった。


「レイ姉、変な男には気を付けてね。」


さすが鋭い‥‥。


「出会い系とかだけは絶対NGだからね。」


鋭すぎる。


「出会い系なんてやるわけないじゃん。」


レイカは笑いながら、何とか言い返した。


シズカは、心配そうな顔で見てくる。


「シズカこそ、メガネ君と上手くいってるの?」


「メガネ言うな、真司ね!」


シズカの彼氏は、メガネをかけてて如何にも少食系男子である。


「メガネ取ったらカッコいいだから。」


シズカは、不満気に言った。





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