十七歳の絆 ~高校生のままの俺が一世紀を生き抜いた君を抱きしめるとき~
愛花
登場人物の紹介
★登場人物・十三人の紹介★
主人公に友達が多い寂しい理由、女子の容姿コンプレックス、家庭の事情、いじめを含めた過去の記憶、トラウマ、失恋―――だけど、いつでも心は前向きだ。毎日の学校生活を楽しんでいた。
日常生活では知り得なかった仲間たちの心の内を知り、彼らの絆は一層強くなる。彼らは新学期を迎えるために島から脱出しようと奮闘するが……
<主人公・二年三組>
ひょうきん者でクラスの人気者の主人公、島谷類(しまたに・るい)。
超ポジティブ思考。悪く言えば、深く物事を考えないタイプ。明るくて人見知りせず、浅く広くを含めて、他校にも友達が多い。だがその反面、寂しがり屋で独りでいるのが苦手。
小学生のころから大好きな彼女、理沙をとても大切にしている。現実の学校とリンクした不思議な鏡の世界にて、鏡を隔てて、現実世界にいる理沙とやりとりするうちに、彼女との絆も揺るぎないものとなってゆくが……
<類の彼女・二年二組>
類と結婚の約束をした菅井理沙(すがい・りさ)は、優しくて料理が得意で家庭的。
墜落した旅客機に乗っていた十三人の行方を知るのは理沙だけ。現実の学校とリンクした鏡の世界から十三人を助けるために協力者となって、彼らの帰りを待つ。
<二年三組・男友達>
須藤明彦(すどう・あきひこ)は、開業医の息子で将来医者を目指す。仲間の中で一番のしっかり者で、無人島でも頼りにされる。口癖は、備えあれば憂いなし。密かに富永結菜に想いを寄せている。
加藤純希(かとう・じゅんき)は、類と同じく、ポジティブ思考。明るい性格で、音楽が好き。現在、彼女募集中。
井上斗真(いのうえ・とうま)は、将来、綾香同様に弁護士を目指しているが、綾香とは口喧嘩で勝ったことはない。
江口翔太(えぐち・しょうた)は、偏差値が高い高校へ入学したものの、授業についていけない居眠り常習犯。密かに相川道子に想いを寄せる。
神沢光流(かんざわ・ひかる)は、将来、新聞記者を目指している。だが、好奇心旺盛なタイプではない。どちらかといえば小心者。松本恵といまのところ友達以上恋人未満の関係。
山木健(やまき・たける)は、女子に優しくて、気さくな性格。いつも長続きしない恋愛を繰り返している。今回の旅行で気の合う年上の女性と出会うも……
<二年三組・女友達>
嘉川綾香(かがわ・あやか)は、友達思いで正義感が強い。類と理沙と幼なじみ。将来は弁護士を目指す。しっかり者だが、気が強い。一度決めたら貫く、頑固者でもある。
富永結菜(とみなが・ゆいな)は、身だしなみに気を使うお洒落好き。いつも鏡ばかりを見ている。とくに綾香と仲が良い。
相川道子(あいかわ・みちこ)は、大のお洒落好き。将来はファッション雑誌の編集部を目指す。綾香同様に気が強くて頑固な一面を持つ。
小野由香里(おの・ゆかり)は、スイーツ大好き。食べても太らないタイプ。気が小さいが、友達思いで優しい。
宮田美紅(みやた・みく)は、子供が好きで、保母さんを目指す。現在、彼氏募集中だが、純希と付き合う気はない。
松本恵(まつもと・けい)は、アナウンサーを目指している。光流とは、友達期間を卒業して付き合いたいと考えている。
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