第6話 午後十一時のバー
沖縄県の
とあるはずれに
実在するバーでの
出来事
午後十一時
バーがオープンして五時間
意外にも
この時間帯のバーは
平和な空気に包まれる
それは
久々の同窓会の二次会・三次会
結婚式の二次会・三次会
親しい友人のグループ
と言った
平和な雰囲気の
グループ客が多いから
雰囲気は
バーというより
お祭り会場
酒は泡盛
伴奏は三線
踊りはカチャーシー
みんな
くちやくちやの笑顔で
泡盛を浴びて
全身はじけて踊り
指笛を吹きまくる
めちゃめちゃな騒ぎでも
カウンターに座る
カップル
ひとり客
みんな
全く普通に飲んでいる
祭りの参加者に
静かなバーの客
そんなひとびとが
違和感なく融合している
空間
沖縄のバーは
カオスでさえ
飲み込んでしまう
広大な空間
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