第3話 午後八時のバー
沖縄県の
とあるはずれに
実在するバーでの
出来事
午後八時
バーがオープンして二時間
この時間帯のバーは
いっきに客層が賑やかになる
喉を
一気に熱くする一杯を求め
仕事帰りにそのまま
ふらっと立ち寄ったような
泥まみれの作業服の方
早い飲み会を終え
ほろ酔い加減で
飲みなおしに来る
おじさんや若いグループ
早めのデイナーの後
軽く飲んで
そのまま
早く二人きりになりたい
カップル
バーの空気も
様々な客層が折り重なり
六本木交差点のように
次第に混沌としてくる
泥と汗にまみれた
作業服の方の両隣で
全く違和感なく
カクテルを楽しむ
カップルや
ほろ酔い客の方々
東京や横浜のバーでは
あまり見かけない光景だ
沖縄のバーは
様々な方々を
違和感なく包み込む
包容力の深い空間
誰でもが
同じ空間にいて
共存出来る場所
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます