第195話予め砂地には薪を焚べ置いた

予め砂地には薪を焚べ置いた

ですから華が枯れることはありません

丁重に流れる時の回廊では

貴方も私も姿形は歪み

戯れてはゆらゆら

奏でる狂想曲も唄と侍り手併せ

慈しみの虹彩は締め括りに慣わす

拍動も緩やかに消え逝く瞬間に、

ようやと光も影も崩れ、

ふたりとなり愛も

しとどに雨と潤いましょうよ

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