第182話確実に備蓄は減り続けていた

確実に備蓄は減り続けていた

身の潔白を証明しようにも

ただ純粋であっただけで裸になろうとも。

満たされるのは物だけで、

全てがすり減るばかりだった。

黴の衣装に身を包む、

落ち葉を纏い腐るのを待つばかりの華。

いつ終わるともしれない、胤を蒔くばかりの。

人様のご相伴に境界は鳴いている風見鶏

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