第167話カラフルな水性ペンで君の笑顔を迎え

カラフルな水性ペンで君の笑顔を迎え

うまくかけたと思ったけれど、全然笑わない

どんな色だったのかもわからない

程遠く掠れる夕日を背に、君は誰そ彼

さよならの声が思い出せない

虹色で描かれた君の自画像が涙で滲み

もう顔もわからなくなるほど

遠く遠く生きてしまった

いつかの面影を探して



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る