第26話走馬燈では捕らえ損なう
走馬燈では捕らえ損なう
禍福の瀬戸物は
霜解けに合わせゆうるり
遊戯しては指名となし
常夜灯で暴かれる
浄瑠璃の悲哀は
ざくりと似合いの抓み細工
蝶結びで童話に孵る
身から出た寂び砂上の楼閣
盤面を徘徊する過去
卑金属の幽暗
廻る糸車の翳
皇の丘桜散る
切り解く同情
離散する総ての魂たちだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます