助けを求める女性

「た、助けてください!」


 視界に僕を見つけた女性が全力で掛けてきた。


 人助けも悪くない。女性が僕の脇をすり抜けて背後にしがみついてきた。


 少し邪魔だ。


 肩で女性を少し後方に押しやる。女性がバランスを崩して倒れてしまった。しまった。


 しかし、これで身動きしやすくなった。おっと、魔物が近づいてきた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る